2013年07月28日
常念岳~蝶ヶ岳縦走Vol.6
7月13日~15日
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.5はこちらから
pm1:00 蝶ヶ岳ヒュッテ到着。
まずテン泊の受付をするため、
ザックを表に置いて、ヒュッテ内に入る。
ちょうどお昼時ということもあって、
喫茶ルームは大混雑。
受付にも到着したばかりのハイカーさんでごった返していたが、
笑顔で対応してくれる小屋番さんにホッとした。
テン泊代1人500円。(子供料金はなし)
大人2人、小人2人で計2000円のお支払い。
喫茶ルームのラストオーダーがpm2:00の確認をとる。
外は相変わらず強風だったから、
子供達は小屋で待ってもらい、
父ちゃんと一緒に足早にテン場へ行き大急ぎで設営。
強風の中の設営も昨日の常念で要領を得、
2人でテキパキと設営を進める。
今までの設営時間で最高記録が出たんじゃないだろうか(笑)
ヒュッテに入るとストーブの横にちょこんと座るお姉ちゃんとneo君を発見^^
お昼のピークを過ぎたのか、
喫茶ルームの人もだいぶ減り落ち着きを取り戻した感じだった。
ちょうど奥の4人分の席が空いたためそこに座る。
父ちゃんとお姉ちゃんはカレーうどん。
neo君は念願だったラーメン。
私は、おでん。

そして残念ながら生ビールはないということで缶ビールを2缶。
そしてお疲れ様~♪
プハァ~
缶でも歩いた後のビールは美味しい^^
カレーうどんもラーメンもちょっと食べてみたけど、
とても美味しかった♪
食後にお姉ちゃんはココア、
neo君は牛乳、
父ちゃんはコーヒーを頼んで、
もうちょっとのんびり。

私は蝶ヶ岳と常念岳のバッジをテーブルに並べてニンマリ♪

バッジは私にとって家族の思い出、結晶のようなもの。
100名山に限らずバッジのある山は記念に買っていくことにしている。
pm3:00ごろまでヒュッテでのんびりし、
水を購入しテントに移動。
水は1L、150円、2Lを購入。
ちなみに常念小屋は1L、200円。
どちらもプラティパスに自分で汲むシステム。

子供達はおやつタイムで大盛り上り、
私と父ちゃんはテントからの眺めを楽しんだ。

しばらくするとポツポツ雨が降り始める。
そして風も強まり、あっという間に暴風雨に。
父ちゃんが今一度テントの補強の為に外に出る。
ちょうど暴風雨になってしまったこの時にテン場についたハイカーさんや、
お留守のテントが飛ばされそうになっていたりと、
テントの外からちょっとした騒動が聞こえた。
しばらく暴風雨は続いたから
テントの中で横になってウトウトしていたら、
neo君がお昼寝しようかな~と言った瞬間、
お姉ちゃんも一緒にあっという間に2人で寝てしまった。

テントの中が静かになると、
父ちゃんが夕飯食べようぜ、って(笑)
さっき食べたばかりのような気もするけど(笑)
時間はpm6:00になろうとしていた。
お夕飯といってもすべてフリーズドライの食事。
アルファ米の白米に、
フリーズドライのカレーに麻婆茄子。

そんなにお腹が空いていた訳ではないけど、
ペロっと食べてしまった^^
食後は父ちゃんがこっそり持ってきてみんなを驚かそうとしたのに、
出発前の車中で子供達に見つかっちゃったという「信玄餅」(笑)

熱い緑茶と一緒に♪
pm7:00 雨も止んだみたいだし、
そろそろ寝る前のトイレに、
と思いテントから出ると、
なんとさっきの暴風雨はどこえやら、
青空にお月様まで見えていた。

3日間でこんな青空を見たのは初めて!
父ちゃんもテントから出てきて、
一緒に蝶ヶ岳の山頂まで行ってみることにした。
蝶ヶ岳の山頂はテン場のすぐ上方。
テン場から山頂への階段があり、
あっという間に蝶ヶ岳(2677m)登頂!

しばらく風にあたりながら、
雲が流れいく景色を楽しんでいたら、

気づけは1時間も見入ってしまっていた。

もしかしたら翌日はご来光が楽しめるかも!!
下山するだけの最終日。
そんなに朝早く起きなくてもいいのだけれど、
そんなご来光の期待にam3:50にアラームをセットした。
寝入ってからどれくらたったのかな…
凄まじい雨風の音で目を覚ます。
頭上、足元、天井、左右、あらゆる方向から暴風雨がテントを叩きつける。
風が強くて有名な蝶ヶ岳が本気を出したみたい…
こうなると全く眠れない(涙)
父ちゃんも一緒のよう。
子供達はというと…爆睡(笑)
pm6:00から寝てるのにすごい熟睡力…羨ましい。。。
でもきっとすぐに止むだろう♪
なんて思いながら、結局はアラームのなったam3:50まで暴風雨は続いていた。
ご来光どころじゃなくなってしまった。
それどころか雨の中の撤収が頭をよぎる。
そんな事を考えながらam5:00起床。
雨風は若干弱まった感じ。
まず穂高、槍方面の空模様をテントから確認。
みごとグレーの分厚い雨雲…
続いて父ちゃん側の全室から東の方面の空模様を確認。
「あ、雲海だ!!!」
思わず声にだしてつぶやいてしまった。

雨もパラパラになったから、
急いで支度をすませ表へ出る。
すでにテントを畳んで出発準備をしているハイカーさんも多数いた。
そんな中、しばらくグレーの雲海に目をやる。
するとneo君がテントからヒョコヒョコ出てきて、
「ママ、雲海だね」
って寄り添ってきた。
いつも私が「雲海が見れるといいね」、
って言っているからだろう、
しばらくneo君と一緒に雲海の上を、
猛スピードで流れながら刻々と形をかえていく黒い雨雲を眺めた。

一旦テントに戻り朝食。
全員一致でカップヌードルのリフィルに決定(笑)
朝からラーメン食べて、
テント内を片付け外に出ると、
想像もしてなかった景色が目の前に広がった。

「やっと巡り合えた」そんな気持ちでもあるし、
「ただいま」そんな感情も溢れる。
2日間、雨風曇りの中を歩いてきたから余計だろう。
そして1年ぶりに見る北アルプスの「青」をした空は、
やっぱりおっきかった!

気持ちよい風に吹かれながらテントを撤収、
タクシーの予約をしに小屋に向かう。
今回、登り口と下山口が違うため、
下山後はタクシーで移動しなければならない。
ありがたいことに、
小屋には電話機がありテレフォンカードを貸出という形で、
使った分だけを支払うというシステムがある。
タクシー会社の電話番号の記載もあり至れり尽せり。
無事予約完了、かかった電話代は40円だった。
電話をした時間はam7:00。
撤収は終わっているが、
これから子供達と一緒に蝶ヶ岳山頂に行きたかったから、
タクシーの時間は余裕をもってam11:30に予約。
そして4人で蝶ヶ岳に向かった。

テン場のテントもだいぶまばらになったな。

そして青空に抱かれながら家族4人で無事蝶ヶ岳に登頂!

天気は回復したが、
穂高、槍ヶ岳方面は相変わらず雲を目深にかぶった感じ。
それでも、もしかしたら…
という気持ちでしばらく眺める。
でもとうとう時間切れ。
まだまだ眺めていたい気分だったが、
タクシーの時間もあるししょうがない(涙)
山頂は見えないけど、
穂高、大キレット、槍ヶ岳と記念撮影。

時刻は7:30。
下山のコースタイムは3時間30分。
ザックを背負いテン場を出発。
雲上のトレイルとなった登山道を歩くのは最高の気分だった。

稜線から下がるとあっという間に気温、体温上昇!
2日ぶりに半袖になる。
残念なのはここでカメラが沈黙…
充電が切れてしまった(涙)
雲上のトレイルは、
時期に雲の中のトレイルになって、
最後は曇り空のトレイルになった。
そして無事タクシー予約時間の30分前、
am11:00 みんな元気に三股登山口に下山した。
おしまい
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.5はこちらから
pm1:00 蝶ヶ岳ヒュッテ到着。
まずテン泊の受付をするため、
ザックを表に置いて、ヒュッテ内に入る。
ちょうどお昼時ということもあって、
喫茶ルームは大混雑。
受付にも到着したばかりのハイカーさんでごった返していたが、
笑顔で対応してくれる小屋番さんにホッとした。
テン泊代1人500円。(子供料金はなし)
大人2人、小人2人で計2000円のお支払い。
喫茶ルームのラストオーダーがpm2:00の確認をとる。
外は相変わらず強風だったから、
子供達は小屋で待ってもらい、
父ちゃんと一緒に足早にテン場へ行き大急ぎで設営。
強風の中の設営も昨日の常念で要領を得、
2人でテキパキと設営を進める。
今までの設営時間で最高記録が出たんじゃないだろうか(笑)
ヒュッテに入るとストーブの横にちょこんと座るお姉ちゃんとneo君を発見^^
お昼のピークを過ぎたのか、
喫茶ルームの人もだいぶ減り落ち着きを取り戻した感じだった。
ちょうど奥の4人分の席が空いたためそこに座る。
父ちゃんとお姉ちゃんはカレーうどん。
neo君は念願だったラーメン。
私は、おでん。

そして残念ながら生ビールはないということで缶ビールを2缶。
そしてお疲れ様~♪
プハァ~
缶でも歩いた後のビールは美味しい^^
カレーうどんもラーメンもちょっと食べてみたけど、
とても美味しかった♪
食後にお姉ちゃんはココア、
neo君は牛乳、
父ちゃんはコーヒーを頼んで、
もうちょっとのんびり。

私は蝶ヶ岳と常念岳のバッジをテーブルに並べてニンマリ♪

バッジは私にとって家族の思い出、結晶のようなもの。
100名山に限らずバッジのある山は記念に買っていくことにしている。
pm3:00ごろまでヒュッテでのんびりし、
水を購入しテントに移動。
水は1L、150円、2Lを購入。
ちなみに常念小屋は1L、200円。
どちらもプラティパスに自分で汲むシステム。

子供達はおやつタイムで大盛り上り、
私と父ちゃんはテントからの眺めを楽しんだ。

しばらくするとポツポツ雨が降り始める。
そして風も強まり、あっという間に暴風雨に。
父ちゃんが今一度テントの補強の為に外に出る。
ちょうど暴風雨になってしまったこの時にテン場についたハイカーさんや、
お留守のテントが飛ばされそうになっていたりと、
テントの外からちょっとした騒動が聞こえた。
しばらく暴風雨は続いたから
テントの中で横になってウトウトしていたら、
neo君がお昼寝しようかな~と言った瞬間、
お姉ちゃんも一緒にあっという間に2人で寝てしまった。


テントの中が静かになると、
父ちゃんが夕飯食べようぜ、って(笑)
さっき食べたばかりのような気もするけど(笑)
時間はpm6:00になろうとしていた。
お夕飯といってもすべてフリーズドライの食事。
アルファ米の白米に、
フリーズドライのカレーに麻婆茄子。

そんなにお腹が空いていた訳ではないけど、
ペロっと食べてしまった^^
食後は父ちゃんがこっそり持ってきてみんなを驚かそうとしたのに、
出発前の車中で子供達に見つかっちゃったという「信玄餅」(笑)

熱い緑茶と一緒に♪
pm7:00 雨も止んだみたいだし、
そろそろ寝る前のトイレに、
と思いテントから出ると、
なんとさっきの暴風雨はどこえやら、
青空にお月様まで見えていた。

3日間でこんな青空を見たのは初めて!
父ちゃんもテントから出てきて、
一緒に蝶ヶ岳の山頂まで行ってみることにした。
蝶ヶ岳の山頂はテン場のすぐ上方。
テン場から山頂への階段があり、
あっという間に蝶ヶ岳(2677m)登頂!

しばらく風にあたりながら、
雲が流れいく景色を楽しんでいたら、

気づけは1時間も見入ってしまっていた。

もしかしたら翌日はご来光が楽しめるかも!!
下山するだけの最終日。
そんなに朝早く起きなくてもいいのだけれど、
そんなご来光の期待にam3:50にアラームをセットした。
寝入ってからどれくらたったのかな…
凄まじい雨風の音で目を覚ます。
頭上、足元、天井、左右、あらゆる方向から暴風雨がテントを叩きつける。
風が強くて有名な蝶ヶ岳が本気を出したみたい…
こうなると全く眠れない(涙)
父ちゃんも一緒のよう。
子供達はというと…爆睡(笑)
pm6:00から寝てるのにすごい熟睡力…羨ましい。。。
でもきっとすぐに止むだろう♪
なんて思いながら、結局はアラームのなったam3:50まで暴風雨は続いていた。
ご来光どころじゃなくなってしまった。
それどころか雨の中の撤収が頭をよぎる。
そんな事を考えながらam5:00起床。
雨風は若干弱まった感じ。
まず穂高、槍方面の空模様をテントから確認。
みごとグレーの分厚い雨雲…
続いて父ちゃん側の全室から東の方面の空模様を確認。
「あ、雲海だ!!!」
思わず声にだしてつぶやいてしまった。

雨もパラパラになったから、
急いで支度をすませ表へ出る。
すでにテントを畳んで出発準備をしているハイカーさんも多数いた。
そんな中、しばらくグレーの雲海に目をやる。
するとneo君がテントからヒョコヒョコ出てきて、
「ママ、雲海だね」
って寄り添ってきた。
いつも私が「雲海が見れるといいね」、
って言っているからだろう、
しばらくneo君と一緒に雲海の上を、
猛スピードで流れながら刻々と形をかえていく黒い雨雲を眺めた。

一旦テントに戻り朝食。
全員一致でカップヌードルのリフィルに決定(笑)
朝からラーメン食べて、
テント内を片付け外に出ると、
想像もしてなかった景色が目の前に広がった。

「やっと巡り合えた」そんな気持ちでもあるし、
「ただいま」そんな感情も溢れる。
2日間、雨風曇りの中を歩いてきたから余計だろう。
そして1年ぶりに見る北アルプスの「青」をした空は、
やっぱりおっきかった!

気持ちよい風に吹かれながらテントを撤収、
タクシーの予約をしに小屋に向かう。
今回、登り口と下山口が違うため、
下山後はタクシーで移動しなければならない。
ありがたいことに、
小屋には電話機がありテレフォンカードを貸出という形で、
使った分だけを支払うというシステムがある。
タクシー会社の電話番号の記載もあり至れり尽せり。
無事予約完了、かかった電話代は40円だった。
電話をした時間はam7:00。
撤収は終わっているが、
これから子供達と一緒に蝶ヶ岳山頂に行きたかったから、
タクシーの時間は余裕をもってam11:30に予約。
そして4人で蝶ヶ岳に向かった。

テン場のテントもだいぶまばらになったな。

そして青空に抱かれながら家族4人で無事蝶ヶ岳に登頂!

天気は回復したが、
穂高、槍ヶ岳方面は相変わらず雲を目深にかぶった感じ。
それでも、もしかしたら…
という気持ちでしばらく眺める。
でもとうとう時間切れ。
まだまだ眺めていたい気分だったが、
タクシーの時間もあるししょうがない(涙)
山頂は見えないけど、
穂高、大キレット、槍ヶ岳と記念撮影。

時刻は7:30。
下山のコースタイムは3時間30分。
ザックを背負いテン場を出発。
雲上のトレイルとなった登山道を歩くのは最高の気分だった。

稜線から下がるとあっという間に気温、体温上昇!
2日ぶりに半袖になる。
残念なのはここでカメラが沈黙…
充電が切れてしまった(涙)
雲上のトレイルは、
時期に雲の中のトレイルになって、
最後は曇り空のトレイルになった。
そして無事タクシー予約時間の30分前、
am11:00 みんな元気に三股登山口に下山した。
おしまい

2013年07月25日
常念岳~蝶ヶ岳縦走Vol.5
7月13日~15日
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.4はこちらから
常念岳山頂で小休憩。
久々に標高2800m以上に登ったが、
子供達に高山病の症状はなく2人とも元気^^
高山に登った時は、体調に異変はないかコマメに聞くようにしている。
体調を確認し、いよいよ蝶ヶ岳への稜線へ。
今度は標高約400mを一気に下る。

岩塊の登山道は浮石も多く、
一歩一歩足場に気をつけないとならないから、
お喋りをする暇もなく、ほとんど無言。

それでも山頂では見ることのできなかった富士山を遠くに見ることが出来た♪

みんなで富士山を見て、
また黙々と歩みを開始。

相変わらず風は暴風。
それでもテン場を出発してから、
雨は一度も降ることはなかった。

なんとかこの先の樹林帯まで雨に降られなければ…

と思ったが、最低鞍部をすぎた辺りから暴風に雨も混じるようになってしまった。
そして振り返って、今下ってきた常念岳の頂上から最低鞍部までの写真を撮ったのを最後に、
写真を撮る余裕がないほどの暴風雨の中へと突入。

横から下から吹きつける暴風雨に、
子供達の顔も雨で歪み始めた。
ひたすら暴風雨に耐えながらみんなで前に進むが、
とうとう子供達が音を上げはじめる。
大人でさえ、これは何かの修行かな…
と思ってしまうほどの状況で、
子供なら尚更だろう…
可哀想だが、
何よりも樹林帯に入ってしまった方がいいだろうと判断。
特に危険箇所もなかったから、
励ましながら歩かせる。
岩場を抜け、
ハイマツ帯に入ると、
暴風もひと段落、
しばらくしてやっと樹林帯に入る事が出来た。

子供達はすっかり意気消沈…
思い出すのは2年前の仙丈ヶ岳。
でも確実に成長しているんだなって感じた。
すっかり口は閉ざしてしまったけど、
歩みは力強く立ち止まる事はなかった。
そんな我が家を樹林帯は優しく迎えてくれた。
暴風から開放された木々の中の細い登山道を黙々と歩く。
しばらくするとちょっとした広場に出たから、そこで休憩。
子供達の表情は未だ強ばっていたが、
とっておきのチーズケーキ味とチョコバナナ味のバランスバーを食べ進むうちに、
表情が和らいでいく^^
父ちゃんはサーモスからお湯を注ぎホットコーヒーで一服。
バランスバーを食べ終える頃には、
すっかりいつもの元気を取り戻した子供達^^
ここからしばらく上りが続いたが、
お喋りに忙しく、
楽しく歩くことができた。
上りの樹林帯が終わると、
お花畑の下り道が待っていてくれた♪

山奥に広がるお花畑は緊張していた心を癒してくれた。
しばらく穏やかな道のりを高山植物を楽しみながら下っていくと、

遠くに「蝶槍」が見えた。

蝶ヶ岳は「蝶槍」のその先…
まだまだだな。
「蝶槍」の存在は子供達には内緒にしておこう♪
と思った瞬間、
父ちゃんが
「あれ、蝶槍だよな!?」
って言うから私の作戦は台無し~(笑)
子供達は自分たちが向かっている所が、
まだあんなに遠くだと知るとガッカリはしたが、
お花畑の下り道に気をよくしていたのか、
それほど文句は出なかった^^

お花畑の下り道が終わると、
いよいよ「蝶槍」までの標高差約200mの上りが始まる。
樹林帯の中の上り道は、
常念岳までのガレ場より全然登りやすく、
子供達も調子よく元気に進んでいく。
樹林帯を抜けると、ハイマツ帯になり、

ハイマツ帯が終わると、
再びガレ場になるが、
ここまでくればもう一息。

最後は岩をよじ登らなくてはならなく、
前を歩いていたお兄さん達が、
子供達が登れるか心配してくれたが、
子供達より問題なのは私の方だった(笑)
なんとか岩をよじ登って、
am11:40 蝶槍(標高約2660m)到着♪
「蝶槍」の頂上では、
他のハイカーさんと楽しい一時になった。

「槍ヶ岳を見る為の蝶槍なのにね~」
とみんな思うことは一緒のようで、
一向に槍の穂先は厚い雲の中…
それでもみんなニコやかで、
常念山脈側には雲がかかってないだけ幸せだって、
そうだそうだ、ってみんなで笑った^^
残すはもう一息、
穏やかなupdownのある二重稜線歩き。
濡れた衣服もすっかり乾き、
目標時刻をpm1:00として、
歩みを進める。

なぜpm1:00かって?
蝶ヶ岳ヒュッテの喫茶ルームのラストオーダーがpm2:00だから(笑)
neo君は「ラーメン」を合言葉に頑張る^^
思い起こせば、
寒空の暴風の中、常念岳に登って、
今度は暴風雨の中を半べそかきながら歩いて、
そして蝶槍まで上りつめ、
本当によく頑張ったなって思える1日。
こんな時は必ず何かご褒美があるもの。。。
それが雷鳥の親子だった♪

お母さん雷鳥にピョンピョンついていく雛鳥が数匹。
子供達とそっと後をついていってしばらく親子の姿を見守った^^
雷鳥に癒されたら、
いよいよラストスパート~

そして目標だったpm1:00に、
無事蝶ヶ岳ヒュッテに到着した!

つづく
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.4はこちらから
常念岳山頂で小休憩。
久々に標高2800m以上に登ったが、
子供達に高山病の症状はなく2人とも元気^^
高山に登った時は、体調に異変はないかコマメに聞くようにしている。
体調を確認し、いよいよ蝶ヶ岳への稜線へ。
今度は標高約400mを一気に下る。

岩塊の登山道は浮石も多く、
一歩一歩足場に気をつけないとならないから、
お喋りをする暇もなく、ほとんど無言。

それでも山頂では見ることのできなかった富士山を遠くに見ることが出来た♪

みんなで富士山を見て、
また黙々と歩みを開始。

相変わらず風は暴風。
それでもテン場を出発してから、
雨は一度も降ることはなかった。

なんとかこの先の樹林帯まで雨に降られなければ…

と思ったが、最低鞍部をすぎた辺りから暴風に雨も混じるようになってしまった。
そして振り返って、今下ってきた常念岳の頂上から最低鞍部までの写真を撮ったのを最後に、
写真を撮る余裕がないほどの暴風雨の中へと突入。

横から下から吹きつける暴風雨に、
子供達の顔も雨で歪み始めた。
ひたすら暴風雨に耐えながらみんなで前に進むが、
とうとう子供達が音を上げはじめる。
大人でさえ、これは何かの修行かな…
と思ってしまうほどの状況で、
子供なら尚更だろう…
可哀想だが、
何よりも樹林帯に入ってしまった方がいいだろうと判断。
特に危険箇所もなかったから、
励ましながら歩かせる。
岩場を抜け、
ハイマツ帯に入ると、
暴風もひと段落、
しばらくしてやっと樹林帯に入る事が出来た。

子供達はすっかり意気消沈…
思い出すのは2年前の仙丈ヶ岳。
でも確実に成長しているんだなって感じた。
すっかり口は閉ざしてしまったけど、
歩みは力強く立ち止まる事はなかった。
そんな我が家を樹林帯は優しく迎えてくれた。
暴風から開放された木々の中の細い登山道を黙々と歩く。
しばらくするとちょっとした広場に出たから、そこで休憩。
子供達の表情は未だ強ばっていたが、
とっておきのチーズケーキ味とチョコバナナ味のバランスバーを食べ進むうちに、
表情が和らいでいく^^
父ちゃんはサーモスからお湯を注ぎホットコーヒーで一服。
バランスバーを食べ終える頃には、
すっかりいつもの元気を取り戻した子供達^^
ここからしばらく上りが続いたが、
お喋りに忙しく、
楽しく歩くことができた。
上りの樹林帯が終わると、
お花畑の下り道が待っていてくれた♪

山奥に広がるお花畑は緊張していた心を癒してくれた。
しばらく穏やかな道のりを高山植物を楽しみながら下っていくと、

遠くに「蝶槍」が見えた。

蝶ヶ岳は「蝶槍」のその先…
まだまだだな。
「蝶槍」の存在は子供達には内緒にしておこう♪
と思った瞬間、
父ちゃんが
「あれ、蝶槍だよな!?」
って言うから私の作戦は台無し~(笑)
子供達は自分たちが向かっている所が、
まだあんなに遠くだと知るとガッカリはしたが、
お花畑の下り道に気をよくしていたのか、
それほど文句は出なかった^^

お花畑の下り道が終わると、
いよいよ「蝶槍」までの標高差約200mの上りが始まる。
樹林帯の中の上り道は、
常念岳までのガレ場より全然登りやすく、
子供達も調子よく元気に進んでいく。
樹林帯を抜けると、ハイマツ帯になり、

ハイマツ帯が終わると、
再びガレ場になるが、
ここまでくればもう一息。

最後は岩をよじ登らなくてはならなく、
前を歩いていたお兄さん達が、
子供達が登れるか心配してくれたが、
子供達より問題なのは私の方だった(笑)
なんとか岩をよじ登って、
am11:40 蝶槍(標高約2660m)到着♪
「蝶槍」の頂上では、
他のハイカーさんと楽しい一時になった。

「槍ヶ岳を見る為の蝶槍なのにね~」
とみんな思うことは一緒のようで、
一向に槍の穂先は厚い雲の中…
それでもみんなニコやかで、
常念山脈側には雲がかかってないだけ幸せだって、
そうだそうだ、ってみんなで笑った^^
残すはもう一息、
穏やかなupdownのある二重稜線歩き。
濡れた衣服もすっかり乾き、
目標時刻をpm1:00として、
歩みを進める。

なぜpm1:00かって?
蝶ヶ岳ヒュッテの喫茶ルームのラストオーダーがpm2:00だから(笑)
neo君は「ラーメン」を合言葉に頑張る^^
思い起こせば、
寒空の暴風の中、常念岳に登って、
今度は暴風雨の中を半べそかきながら歩いて、
そして蝶槍まで上りつめ、
本当によく頑張ったなって思える1日。
こんな時は必ず何かご褒美があるもの。。。
それが雷鳥の親子だった♪

お母さん雷鳥にピョンピョンついていく雛鳥が数匹。
子供達とそっと後をついていってしばらく親子の姿を見守った^^
雷鳥に癒されたら、
いよいよラストスパート~

そして目標だったpm1:00に、
無事蝶ヶ岳ヒュッテに到着した!

つづく

2013年07月24日
常念岳~蝶ヶ岳縦走Vol.4
7月13日~15日
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.3はこちらから
am3:30に起床のアラーム。
夜中は確かに雨は振ってなかったのに、
暴風と共に雨がテントに当たる音がする。
父ちゃんがボソっと「中止だな」ってつぶやいた。
この日は常念岳に登頂後、
そのまま蝶ヶ岳へと縦走する予定だった。
森林限界を超えた稜線歩き、
暴風に雨まで混じったら、
子供達の事を考えると、
やっぱり中止の選択…
でもなんとなく諦めがつかず、
とりあえず体を起こし、
自分のシュラフとマットを片付ける。
相変わらず風は強かったが、
雨は降ったり止んだり。
しばらくして父ちゃんと子供達が目を覚ます。
そして昨晩用意しておいたアルファ米を食べながら家族会議。
雨風強くとも、
常念岳だけは登るということで全員意見が一致。
テン場から常念岳をピストンしてもう一泊するか、
登頂後そのまま撤収、下山をするかで今度は話し合う。
とりあえず父ちゃんと私で小屋に行って、
天気予報を確認してこようということになって、
テントから出ると、
多くの人が常念岳へと進んでいく姿がみえる。
ザックを背負っている人、
空身の人、
だいたい半々ぐらいだろうか。
これを見て、
またまた蝶ヶ岳への縦走が頭をよぎる。
そんな時、
「小屋の人が、午前中は晴れるっていっていた!」
という情報を父ちゃんが仕入れてきた。
空を見上げればタイミングよくポッカリと青空が顔を出す。
「どうしよう~?」と私、
「行くぞ」と父ちゃん。
散々悩みに悩んで、
結局は最初の予定どおり、
蝶ヶ岳行き決定~♪
この決定に子供達は大ブーイング~
下山か、常念にもう一泊だと思っていた子供達を説得するのは大変だったけど(笑)
子供達も渋々了承。
決まれば大急ぎで撤収。
am6:30 常念小屋を出発した。
雨は上がったものの、
相変わらず強風が体に吹きつける。
「寒いよ~」の顔したお姉ちゃん(笑)

出発時、トイレに行った父ちゃんより一足先に3人で出発。
西の空はどんよりしていたが、
東の空は明るい。

そして常念岳への登りが始まった。

ちょっと登っただけで、
常念乗越が一望。

相変わらず風は強く、
ガレた岩場は歩きにくかったが、
すれ違ったハイカーさんに、
「山頂から富士山が綺麗に見えたよ~」
と教えてもらい気持ちが上がる。

常念乗越から常念岳山頂まで、
コースタイムで約1時間20分。
標高差約390m。

頂上までもうちょっと。

am7:50 遂に常念岳(2857m)登頂。

登頂した瞬間は辺りはガスで見事に真っ白~
でも強風と共にガスの流れも早く、
数分すれば、
これから向かう蝶ヶ岳への稜線が姿を現した!

つづく
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.3はこちらから
am3:30に起床のアラーム。
夜中は確かに雨は振ってなかったのに、
暴風と共に雨がテントに当たる音がする。
父ちゃんがボソっと「中止だな」ってつぶやいた。
この日は常念岳に登頂後、
そのまま蝶ヶ岳へと縦走する予定だった。
森林限界を超えた稜線歩き、
暴風に雨まで混じったら、
子供達の事を考えると、
やっぱり中止の選択…
でもなんとなく諦めがつかず、
とりあえず体を起こし、
自分のシュラフとマットを片付ける。
相変わらず風は強かったが、
雨は降ったり止んだり。
しばらくして父ちゃんと子供達が目を覚ます。
そして昨晩用意しておいたアルファ米を食べながら家族会議。
雨風強くとも、
常念岳だけは登るということで全員意見が一致。
テン場から常念岳をピストンしてもう一泊するか、
登頂後そのまま撤収、下山をするかで今度は話し合う。
とりあえず父ちゃんと私で小屋に行って、
天気予報を確認してこようということになって、
テントから出ると、
多くの人が常念岳へと進んでいく姿がみえる。
ザックを背負っている人、
空身の人、
だいたい半々ぐらいだろうか。
これを見て、
またまた蝶ヶ岳への縦走が頭をよぎる。
そんな時、
「小屋の人が、午前中は晴れるっていっていた!」
という情報を父ちゃんが仕入れてきた。
空を見上げればタイミングよくポッカリと青空が顔を出す。
「どうしよう~?」と私、
「行くぞ」と父ちゃん。
散々悩みに悩んで、
結局は最初の予定どおり、
蝶ヶ岳行き決定~♪
この決定に子供達は大ブーイング~
下山か、常念にもう一泊だと思っていた子供達を説得するのは大変だったけど(笑)
子供達も渋々了承。
決まれば大急ぎで撤収。
am6:30 常念小屋を出発した。
雨は上がったものの、
相変わらず強風が体に吹きつける。
「寒いよ~」の顔したお姉ちゃん(笑)

出発時、トイレに行った父ちゃんより一足先に3人で出発。
西の空はどんよりしていたが、
東の空は明るい。

そして常念岳への登りが始まった。

ちょっと登っただけで、
常念乗越が一望。

相変わらず風は強く、
ガレた岩場は歩きにくかったが、
すれ違ったハイカーさんに、
「山頂から富士山が綺麗に見えたよ~」
と教えてもらい気持ちが上がる。

常念乗越から常念岳山頂まで、
コースタイムで約1時間20分。
標高差約390m。

頂上までもうちょっと。

am7:50 遂に常念岳(2857m)登頂。

登頂した瞬間は辺りはガスで見事に真っ白~
でも強風と共にガスの流れも早く、
数分すれば、
これから向かう蝶ヶ岳への稜線が姿を現した!

つづく

2013年07月23日
常念岳~蝶ヶ岳縦走Vol.3
7月13日~15日
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.2はこちらから
運良くトイレのあるサイトに4人用のテントが張れるフラットな場所を確保。
大きな石をどかし、整地。
しばらくneo君と2人で、
父ちゃんとお姉ちゃんの到着を、
暴風の寒空の中待ったが姿現れず。
痺れをきらしたneo君がお迎えに行ってしばらくすると、
手ぶらのお姉ちゃんが元気に走ってきた!

ザックは?
お姉ちゃんのザックをneo君が担いできた(笑)
父ちゃんも無事到着し、
早速設営にかかる。
が…
強風でグランドシートさえまともに敷くことができない(涙)
ペグを打っても風で一瞬のうちに巻き上げられ抜けてしまう。
ペグでの固定を諦め、
大きな石をのせる。
テントもまず飛ばされないよう、
重いもので固定してから、
ポールを通す。
張り綱は全て大きな石数個で固定。
ペグの部分にもペグが抜けないように石で固定。
そして悪戦苦闘の末、設営完了。

目の前に常念岳への登山道がのびる。

設営中子供達はというと、
ハイマツの影に小さく丸まって、
暴風から身を守っていた(笑)
テントの中を整理整頓したら、
待ちに待ったくつろぎの時間^^
山では毎回、
この瞬間を嬉しそうに楽しむ子供達。
暖かなテントの中でしばらく休んだあと、
今日の一日に乾杯する為につまみを持って常念小屋へ。


喫茶ルームで、
生ビールと焼き鳥3本のセット×2、
子供達はソフトクリーム、
父ちゃんがカレーライスを頼んで、

乾杯~♪
登ってきてヨカッタ~って、
ホッとする時間。

テーブルの上方にはテレビがあり、
天気予報が常時写っている。
明日の予報は…
午前中に晴れマーク♪(麓の天気予報)
14時まで喫茶ルームでくつろいで、
テントに移動。
子供達の笑い声を聞きながら、
父ちゃんと私はしばしお昼寝タイムzzzz
お夕飯は簡単にパスタを食べて、
翌日に備えて、
使わない道具はすべてパッキング。
翌日の天気を信じて、
アラームをam3:30にセット、
pm7:00に就寝となった。
つづく
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.2はこちらから
運良くトイレのあるサイトに4人用のテントが張れるフラットな場所を確保。
大きな石をどかし、整地。
しばらくneo君と2人で、
父ちゃんとお姉ちゃんの到着を、
暴風の寒空の中待ったが姿現れず。
痺れをきらしたneo君がお迎えに行ってしばらくすると、
手ぶらのお姉ちゃんが元気に走ってきた!

ザックは?
お姉ちゃんのザックをneo君が担いできた(笑)
父ちゃんも無事到着し、
早速設営にかかる。
が…
強風でグランドシートさえまともに敷くことができない(涙)
ペグを打っても風で一瞬のうちに巻き上げられ抜けてしまう。
ペグでの固定を諦め、
大きな石をのせる。
テントもまず飛ばされないよう、
重いもので固定してから、
ポールを通す。
張り綱は全て大きな石数個で固定。
ペグの部分にもペグが抜けないように石で固定。
そして悪戦苦闘の末、設営完了。

目の前に常念岳への登山道がのびる。

設営中子供達はというと、
ハイマツの影に小さく丸まって、
暴風から身を守っていた(笑)
テントの中を整理整頓したら、
待ちに待ったくつろぎの時間^^
山では毎回、
この瞬間を嬉しそうに楽しむ子供達。
暖かなテントの中でしばらく休んだあと、
今日の一日に乾杯する為につまみを持って常念小屋へ。


喫茶ルームで、
生ビールと焼き鳥3本のセット×2、
子供達はソフトクリーム、
父ちゃんがカレーライスを頼んで、

乾杯~♪
登ってきてヨカッタ~って、
ホッとする時間。

テーブルの上方にはテレビがあり、
天気予報が常時写っている。
明日の予報は…
午前中に晴れマーク♪(麓の天気予報)
14時まで喫茶ルームでくつろいで、
テントに移動。
子供達の笑い声を聞きながら、
父ちゃんと私はしばしお昼寝タイムzzzz
お夕飯は簡単にパスタを食べて、
翌日に備えて、
使わない道具はすべてパッキング。
翌日の天気を信じて、
アラームをam3:30にセット、
pm7:00に就寝となった。
つづく

2013年07月21日
常念岳~蝶ヶ岳縦走Vol.2
7月13日~15日
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.1はこちらから
一ノ沢登山口の標高が1260m、
常念小屋の標高が2460m、
標高差1200m。
久々のガッツリ登山。
am5:30、駐車場を出発し登山口まで歩き、
am6:00、常念岳登山口を出発。
お天気は曇り空。
そして歩き出してすぐに雨がパラつきはじめた。
やっぱり山は雨だね…
それでも樹林帯の中だと、
木々や葉が雨水を受け止めてくれるから、
それほど雨は気にならない。
歩き出すと体はポカポカだし、
しばらくはレインウェアなしで歩き続けた。
一ノ沢に沿うようにのびている登山道だから、
時折沢に出くわす。

父ちゃんのザックは久しぶりのトリコニ。
テン泊装備で3日間歩かなければならないから、
私も父ちゃんも荷物は絞ることにした。
「大滝ベンチ」は人が多くてスルー。
雨は降ったり止んだりだったが、
時折強く降り出すことも出てきて、
とうとうレインウェアとザックカバーを取り出す。

そして広々と河原が広がっているところで、
ザックを下ろして休憩。
子供達はザックを下ろすと、
スグさま、川の生き物探し(笑)
こんな所に何もいないでしょ~
と思った瞬間。
「なんかいるっ!!」
て、いうからビックリ。
小さな山椒魚のような物が数匹。
そんな感じで子供達が遊んでいるあいだ、
私と父ちゃんはお食事。
今回ザックに余裕がたっぷりあったからこんな物。

元気が出る♪
休憩をたっぷりとって再度出発。
「烏帽子沢出合」「笠原沢出合」で小休憩をはさみ、一ノ沢雪渓へ。

雪渓はスノーブリッジとなっている箇所もあって迫力満点だが、
登山道中に一箇所だけ足場の滑りやすい、道が不明瞭な部分があって緊張を強いられた。

そして雪渓の上を滑らないように気をつけながら歩き、

「胸突八丁」に到着。

「胸突八丁」…
辛いイメージしか思い浮かばない道標だけれども、
歩き出すと「最終水場」までの区間は、
今までなかった高山植物が咲き誇る色鮮やかな道だった。







そして「最終水場」のある、
沢の木橋を渡り、

ここから常念小屋に向けての最後の急登へ。
この日、お姉ちゃんも、neo君も何ら問題なく歩んできてくれていたが、
ここからneo君の快進撃が始まった。
絶好調のneo君だが、
1人で登らせるわけにはいかない。
私が後をついていくが、息が切れる…
そんな中やっぱり元気をくれるのが高山植物。
お久しぶり、コイワカガミさん^^

neo君にたまに待ってもらいながら、
第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチで小休憩を挟みながら、

無事am10:50「常念乗越」に到着♪

neo君と2人で先に常念小屋でテン泊の受付。
大人1人600円。
子供料金は有難いことにおまけしてくれた♪
テントを担いでいる父ちゃんとお姉ちゃんが到着する前に、
4人用テントが張れる場所を探し、整地。
父ちゃんとお姉ちゃんの到着を待った。
つづく
常念岳~蝶ヶ岳縦走
Vol.1はこちらから
一ノ沢登山口の標高が1260m、
常念小屋の標高が2460m、
標高差1200m。
久々のガッツリ登山。
am5:30、駐車場を出発し登山口まで歩き、
am6:00、常念岳登山口を出発。
お天気は曇り空。
そして歩き出してすぐに雨がパラつきはじめた。
やっぱり山は雨だね…
それでも樹林帯の中だと、
木々や葉が雨水を受け止めてくれるから、
それほど雨は気にならない。
歩き出すと体はポカポカだし、
しばらくはレインウェアなしで歩き続けた。
一ノ沢に沿うようにのびている登山道だから、
時折沢に出くわす。

父ちゃんのザックは久しぶりのトリコニ。
テン泊装備で3日間歩かなければならないから、
私も父ちゃんも荷物は絞ることにした。
「大滝ベンチ」は人が多くてスルー。
雨は降ったり止んだりだったが、
時折強く降り出すことも出てきて、
とうとうレインウェアとザックカバーを取り出す。

そして広々と河原が広がっているところで、
ザックを下ろして休憩。
子供達はザックを下ろすと、
スグさま、川の生き物探し(笑)
こんな所に何もいないでしょ~
と思った瞬間。
「なんかいるっ!!」
て、いうからビックリ。
小さな山椒魚のような物が数匹。
そんな感じで子供達が遊んでいるあいだ、
私と父ちゃんはお食事。
今回ザックに余裕がたっぷりあったからこんな物。

元気が出る♪
休憩をたっぷりとって再度出発。
「烏帽子沢出合」「笠原沢出合」で小休憩をはさみ、一ノ沢雪渓へ。

雪渓はスノーブリッジとなっている箇所もあって迫力満点だが、
登山道中に一箇所だけ足場の滑りやすい、道が不明瞭な部分があって緊張を強いられた。

そして雪渓の上を滑らないように気をつけながら歩き、

「胸突八丁」に到着。

「胸突八丁」…
辛いイメージしか思い浮かばない道標だけれども、
歩き出すと「最終水場」までの区間は、
今までなかった高山植物が咲き誇る色鮮やかな道だった。







そして「最終水場」のある、
沢の木橋を渡り、

ここから常念小屋に向けての最後の急登へ。
この日、お姉ちゃんも、neo君も何ら問題なく歩んできてくれていたが、
ここからneo君の快進撃が始まった。
絶好調のneo君だが、
1人で登らせるわけにはいかない。
私が後をついていくが、息が切れる…
そんな中やっぱり元気をくれるのが高山植物。
お久しぶり、コイワカガミさん^^

neo君にたまに待ってもらいながら、
第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチで小休憩を挟みながら、

無事am10:50「常念乗越」に到着♪

neo君と2人で先に常念小屋でテン泊の受付。
大人1人600円。
子供料金は有難いことにおまけしてくれた♪
テントを担いでいる父ちゃんとお姉ちゃんが到着する前に、
4人用テントが張れる場所を探し、整地。
父ちゃんとお姉ちゃんの到着を待った。
つづく

2013年07月18日
常念岳~蝶ヶ岳縦走Vol.1
7月13日~15日
常念岳~蝶ヶ岳縦走
山の稜線でテン泊がしたい…
夏山の時期にしかこの願いを叶えることはできない贅沢な想い。
今年の7月の3連休は、そんな願いを叶える為、
1日目 一ノ沢登山口から常念小屋(テン泊)
(コースタイム、5時間)
2日目 常念小屋~常念岳(2857m)~蝶槍~蝶ヶ岳ヒュッテ~蝶ヶ岳(2677m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(テン泊)
(コースタイム、5時間30分)
3日目 蝶ヶ岳ヒュッテ~三股登山口
(コースタイム、3時間25分)
という計画を立てた。
常念岳は去年の3連休で、
燕岳からの縦走を天候不良の為やむなく断念した山でもある。
実は断念したその時、もうすでに今年のこの計画は出来上がっていた。
来年は常念から蝶ヶ岳だな、って^^
そしてその日がとうとう来た!!
天気予報は…
残念ながら曇りマークと雨マークが並んでいる。
それでも不思議と気持ちが沈むことはなかった。
そればかりか、1年ぶりの北アルプスに心が踊る♪
稜線上からはどんな景色が広がっているんだろうか…
子供たちとの山歩きはどんな物語が待っているんだろうか…
父ちゃんも、お姉ちゃんも、neo君も、私も、
みんな元気にam6:00、一ノ沢登山相談所を出発した。

つづく
常念岳~蝶ヶ岳縦走
山の稜線でテン泊がしたい…
夏山の時期にしかこの願いを叶えることはできない贅沢な想い。
今年の7月の3連休は、そんな願いを叶える為、
1日目 一ノ沢登山口から常念小屋(テン泊)
(コースタイム、5時間)
2日目 常念小屋~常念岳(2857m)~蝶槍~蝶ヶ岳ヒュッテ~蝶ヶ岳(2677m)~蝶ヶ岳ヒュッテ(テン泊)
(コースタイム、5時間30分)
3日目 蝶ヶ岳ヒュッテ~三股登山口
(コースタイム、3時間25分)
という計画を立てた。
常念岳は去年の3連休で、
燕岳からの縦走を天候不良の為やむなく断念した山でもある。
実は断念したその時、もうすでに今年のこの計画は出来上がっていた。
来年は常念から蝶ヶ岳だな、って^^
そしてその日がとうとう来た!!
天気予報は…
残念ながら曇りマークと雨マークが並んでいる。
それでも不思議と気持ちが沈むことはなかった。
そればかりか、1年ぶりの北アルプスに心が踊る♪
稜線上からはどんな景色が広がっているんだろうか…
子供たちとの山歩きはどんな物語が待っているんだろうか…
父ちゃんも、お姉ちゃんも、neo君も、私も、
みんな元気にam6:00、一ノ沢登山相談所を出発した。

つづく

2013年07月09日
しらびそ小屋Vol.3
6月29日~30日
しらびそ小屋
本沢温泉 野天風呂Vol.2へはこちらから
am10:40 無事「しらびそ小屋」のテン場に到着。

お腹はペコペコだったが、
先にテントの撤収をしてしまう事にした。
最近は子供達もお手伝いしてくれるようになって、ちょっと嬉しい^^
ランチの道具と食材以外はパッキング、
また「みどり池」のいつものベンチへ移動して昼食。
父ちゃんとお姉ちゃんはカップラーメン。

neo君は「岳食」シリーズのお蕎麦。

私はレトルトカレー。

食後、子供達がトンボの羽化を発見!

時が過ぎると、「みどり池」にもトンボが飛び交うのかな。
すべての荷物をパッキングしおえ、
いつでも出発出来る状態にして、
pm12:00、念願だった「しらびそ小屋」でのコーヒータイムの時間を迎えることが出来た。
小屋に入ると、
おかみさんが出迎えてくれる。
コーヒーとチーズケーキのセット(1セット700円)2つ注文。
お姉ちゃんの温かいお茶が飲みたいっていう要望に、
子供が飲むんなら…
と2杯の熊笹茶をサービスしてくれた^^
木で出来た山小屋には、
真ん中には薪ストーブ、
窓の格子には「みどり池」が映し出される。
和でもく洋でもない、
ノスタルジックな雰囲気に、
お客さんは我が家だけ。
台所からトントントンと包丁が小刻みに動く音が聞こえてくる。
宿泊者の夕食の準備かな。
静かな空間に、生活の音。
気持ちが落ち着く。
最初にチーズケーキと熊笹茶が運ばれ、

次にコーヒーが運ばれた。

お姉ちゃんは、
「いままでで食べたチーズケーキの中で一番美味しい!」
って幸せそうに笑みを浮かべている。
コーヒーは「しらびそ小屋」の可愛いオリジナルカップに注がれ、
そんな素敵なカップでいただくコーヒーは本当に美味しかった。
お姉ちゃんが食器を台所まで運んで、
「ごちそうさま」をいい小屋を出ようとすると、
おかみさんが、
「子供達にどうぞ」
ってお菓子を渡してくれた。

雑誌の中での憧れだった「しらびそ小屋」。
2日間ここで過ごして、
「憧れ」は「大好き」な小屋に変わった。
優しく穏やかな表情で小屋や森や旅人を見つめるご主人、
小屋の中で、テキパキと旅人をもてなすおかみさん。
小屋に遊びにくる小鳥やリスやヒメネズミ。
小屋を優しく見守る森とみどり池。
今度は雪に覆われた時期にぜひ訪れてみたい…
pm2:00、雨にも降られず無事下山した。
おわり
しらびそ小屋
本沢温泉 野天風呂Vol.2へはこちらから
am10:40 無事「しらびそ小屋」のテン場に到着。

お腹はペコペコだったが、
先にテントの撤収をしてしまう事にした。
最近は子供達もお手伝いしてくれるようになって、ちょっと嬉しい^^
ランチの道具と食材以外はパッキング、
また「みどり池」のいつものベンチへ移動して昼食。
父ちゃんとお姉ちゃんはカップラーメン。

neo君は「岳食」シリーズのお蕎麦。

私はレトルトカレー。

食後、子供達がトンボの羽化を発見!

時が過ぎると、「みどり池」にもトンボが飛び交うのかな。
すべての荷物をパッキングしおえ、
いつでも出発出来る状態にして、
pm12:00、念願だった「しらびそ小屋」でのコーヒータイムの時間を迎えることが出来た。
小屋に入ると、
おかみさんが出迎えてくれる。
コーヒーとチーズケーキのセット(1セット700円)2つ注文。
お姉ちゃんの温かいお茶が飲みたいっていう要望に、
子供が飲むんなら…
と2杯の熊笹茶をサービスしてくれた^^
木で出来た山小屋には、
真ん中には薪ストーブ、
窓の格子には「みどり池」が映し出される。
和でもく洋でもない、
ノスタルジックな雰囲気に、
お客さんは我が家だけ。
台所からトントントンと包丁が小刻みに動く音が聞こえてくる。
宿泊者の夕食の準備かな。
静かな空間に、生活の音。
気持ちが落ち着く。
最初にチーズケーキと熊笹茶が運ばれ、

次にコーヒーが運ばれた。

お姉ちゃんは、
「いままでで食べたチーズケーキの中で一番美味しい!」
って幸せそうに笑みを浮かべている。
コーヒーは「しらびそ小屋」の可愛いオリジナルカップに注がれ、
そんな素敵なカップでいただくコーヒーは本当に美味しかった。
お姉ちゃんが食器を台所まで運んで、
「ごちそうさま」をいい小屋を出ようとすると、
おかみさんが、
「子供達にどうぞ」
ってお菓子を渡してくれた。

雑誌の中での憧れだった「しらびそ小屋」。
2日間ここで過ごして、
「憧れ」は「大好き」な小屋に変わった。
優しく穏やかな表情で小屋や森や旅人を見つめるご主人、
小屋の中で、テキパキと旅人をもてなすおかみさん。
小屋に遊びにくる小鳥やリスやヒメネズミ。
小屋を優しく見守る森とみどり池。
今度は雪に覆われた時期にぜひ訪れてみたい…
pm2:00、雨にも降られず無事下山した。
おわり

2013年07月06日
本沢温泉 野天風呂Vol.2
6月29日~30日
本沢温泉 野天風呂
本沢温泉 野天風呂Vol.1へはこちらから
本沢温泉 野天風呂 雲上の湯
標高2150mに位置する本沢温泉は通年営業では日本最高所とな温泉。
誰もいない…
やったー!貸切だ^^
水着着用の義務はないが、
いつ誰が温泉に入りにくるかわからないから、
一応全員水着着用(笑)
お姉ちゃんにいたっては、
「誰もいないんだから裸でもいいじゃん」
というが、さすがにもう5年生、お願いして水着を来てもらった(笑)
一番乗りはneo君。

顔から笑みが漏れる。
そして私。
温度が熱くもなく、ぬるくもなく、丁度いい!
これは気持ちいい!
4人で湯船につかって極楽、極楽。

この日は無風で、
気温も低くなかったから、
しばらく景色を眺めながら温泉でのんびり。

硫黄岳北面の爆裂火口は雲から出たり隠れたり。

温泉を大満喫して温泉の淵で着替え。
脱衣所がないから、
ちょっとハラハラ、ドキドキ(笑)
タオルの巻きスカートなんて久しぶりに使った。
そして、湯上りにはやっぱりビールでしょ!
ということになって、
本沢温泉に立ち寄るが、
ハイカーさんの人影はなく、
スタッフさんも小屋の中で忙しそうに片付けに追われている。
生ビールの注文は無理かな…
と小屋を覗き込むと、
小屋番さんが出てきてくれた。
忙しい時間帯にもかかわらず、
嫌な顔せず、
気持ちよく注文を受け付けてくれた。
嬉しかったな。
生ビールは、まだまだ歩かなきゃならないから父ちゃんと半分こ。
お姉ちゃんは、小屋番さんオススメの「こけももジュース」
一口もらってみたら、甘くて酸っぱくて、すごく元気が出そうな美味しさだった。
何でも普通がいいneo君はオレンジジュース。

本沢温泉の誰もいない静かな中庭でみんなで乾杯^^
やっぱり生ビールは最高!
ゆっくりしていきたい所だけど、
お天気も心配だし、
「しらびそ小屋」に早めに戻りたい理由があった為、
am9:30、本沢温泉を後にした。

つづく
本沢温泉 野天風呂
本沢温泉 野天風呂Vol.1へはこちらから
本沢温泉 野天風呂 雲上の湯
標高2150mに位置する本沢温泉は通年営業では日本最高所とな温泉。
誰もいない…
やったー!貸切だ^^
水着着用の義務はないが、
いつ誰が温泉に入りにくるかわからないから、
一応全員水着着用(笑)
お姉ちゃんにいたっては、
「誰もいないんだから裸でもいいじゃん」
というが、さすがにもう5年生、お願いして水着を来てもらった(笑)
一番乗りはneo君。

顔から笑みが漏れる。
そして私。
温度が熱くもなく、ぬるくもなく、丁度いい!
これは気持ちいい!
4人で湯船につかって極楽、極楽。

この日は無風で、
気温も低くなかったから、
しばらく景色を眺めながら温泉でのんびり。

硫黄岳北面の爆裂火口は雲から出たり隠れたり。

温泉を大満喫して温泉の淵で着替え。
脱衣所がないから、
ちょっとハラハラ、ドキドキ(笑)
タオルの巻きスカートなんて久しぶりに使った。
そして、湯上りにはやっぱりビールでしょ!
ということになって、
本沢温泉に立ち寄るが、
ハイカーさんの人影はなく、
スタッフさんも小屋の中で忙しそうに片付けに追われている。
生ビールの注文は無理かな…
と小屋を覗き込むと、
小屋番さんが出てきてくれた。
忙しい時間帯にもかかわらず、
嫌な顔せず、
気持ちよく注文を受け付けてくれた。
嬉しかったな。
生ビールは、まだまだ歩かなきゃならないから父ちゃんと半分こ。
お姉ちゃんは、小屋番さんオススメの「こけももジュース」
一口もらってみたら、甘くて酸っぱくて、すごく元気が出そうな美味しさだった。
何でも普通がいいneo君はオレンジジュース。

本沢温泉の誰もいない静かな中庭でみんなで乾杯^^
やっぱり生ビールは最高!
ゆっくりしていきたい所だけど、
お天気も心配だし、
「しらびそ小屋」に早めに戻りたい理由があった為、
am9:30、本沢温泉を後にした。

つづく

2013年07月05日
本沢温泉 野天風呂Vol.1
6月29日~30日
本沢温泉 野天風呂
しらびそ小屋Vol.2へはこちらから
みどり池に沿って伸びる登山道を本沢温泉方面に歩いていくと、
稲子岳が大きく見えた!

違った角度からいろんな景色があったんだな、
ってちょっと得した気分。
そのまま進んで行くと、
トロッコのレールが現れた!
真っ直ぐに伸びた木々の間にレールの一本道。

朝日の木漏れ日が落ちる、平坦な道のりは、
気分を愉快にさせてくれた。

前日の雨のせいか、そうじゃないのかは分からないけど、
雨水をたくさん含んだ北八ツの森は、
まるでファンタジーの世界に踏み込んだよう。

小川となった登山道は、
もちろん泥濘んではいたが、
そんな事をちっとも気にならないくらい、
歩くのを楽しんだ。

レールの道が終わると、
木道の道に変わった。

その先にピンクのお花畑が見える。

クリンソウのお花畑。
今が満開時期だろうか…

山の中にひっそりと咲き誇る、
ピンクの花々は、
道行く人の足を止めるほど見事だった。
木道の道が終わり、
updownが激しくなってくると、
森は霧に包まれ、
より一層幻想的な姿になってきた。

そしてまず本沢温泉の野営場が現れ、

本沢温泉に到着。

本沢温泉の中庭には、
これから出発するであろうハイカーさんが、
支度忙しく沢山いた。
その中をぬって、
小屋の売店にいた小屋番さんに、
「野天風呂は入ることはできますか?」
と聞くと、
「入れますよ~」
と、青年小屋番さんが笑顔爽やかに答えてくれてホッと一安心。
料金は大人1人600円、子供1人500円。
野天風呂までは本沢温泉から徒歩約5分から10分ぐらいだろうか。
なかなかの登り坂で、
早る気持ちに足がついてこない。
ハァハァ言いながら進むと
登山道からはずれ、ちょっと下った所に、
木枠で囲まれた白濁の湯が見えた!!

つづく
本沢温泉 野天風呂
しらびそ小屋Vol.2へはこちらから
みどり池に沿って伸びる登山道を本沢温泉方面に歩いていくと、
稲子岳が大きく見えた!

違った角度からいろんな景色があったんだな、
ってちょっと得した気分。
そのまま進んで行くと、
トロッコのレールが現れた!
真っ直ぐに伸びた木々の間にレールの一本道。

朝日の木漏れ日が落ちる、平坦な道のりは、
気分を愉快にさせてくれた。

前日の雨のせいか、そうじゃないのかは分からないけど、
雨水をたくさん含んだ北八ツの森は、
まるでファンタジーの世界に踏み込んだよう。

小川となった登山道は、
もちろん泥濘んではいたが、
そんな事をちっとも気にならないくらい、
歩くのを楽しんだ。

レールの道が終わると、
木道の道に変わった。

その先にピンクのお花畑が見える。

クリンソウのお花畑。
今が満開時期だろうか…

山の中にひっそりと咲き誇る、
ピンクの花々は、
道行く人の足を止めるほど見事だった。
木道の道が終わり、
updownが激しくなってくると、
森は霧に包まれ、
より一層幻想的な姿になってきた。

そしてまず本沢温泉の野営場が現れ、

本沢温泉に到着。

本沢温泉の中庭には、
これから出発するであろうハイカーさんが、
支度忙しく沢山いた。
その中をぬって、
小屋の売店にいた小屋番さんに、
「野天風呂は入ることはできますか?」
と聞くと、
「入れますよ~」
と、青年小屋番さんが笑顔爽やかに答えてくれてホッと一安心。
料金は大人1人600円、子供1人500円。
野天風呂までは本沢温泉から徒歩約5分から10分ぐらいだろうか。
なかなかの登り坂で、
早る気持ちに足がついてこない。
ハァハァ言いながら進むと
登山道からはずれ、ちょっと下った所に、
木枠で囲まれた白濁の湯が見えた!!

つづく

2013年07月04日
しらびそ小屋Vol.2
6月29日~30日
しらびそ小屋
Vol.1はこちらから
テントを設営し終えた頃から雨が降りだした。
みどり池で遊んでいた子供達を呼び戻し、
しばらくテントの中で雨が通りすぎるのを待つことに。
そうだ、まだ水をもらいにいってなかった…
テント泊の人は無料で水をわけてもらえる。
しばらくするとテントを叩きつけていた雨音が和らいできた。
ちょっと水をもらってくるね、
とテントから出ると、
なんと青空が顔を出していた。
降り注ぐ太陽の光が暖かく心地いい。
水をもらうと、急いでテン場に戻り、
ビールとツマミを用意して、
またみんなでみどり池へとくりだした。

小屋の前の丸太のベンチに腰掛けると、
目の前にはみどり池。
小屋の窓際には小鳥や小動物の為のヒマワリの種がおいてあり、
それを目当てに集まってくる小鳥を見ることが出来る。

リスも来るといいのにね…
と話していたら、「いた~!!」
子供達とそっと近寄ったが、
走りさっていく後ろ姿しか見る事ができなかった。
しばらくするとまた雨がポツポツ…
テントに急いで戻る。
雨は大粒の大雨になり雷様までやってきてしまった。
山で雷…
よく考えたら初めての経験かな。
バリバリバリー
と物凄い爆音が頭上に響く。
子供達の前では平静を保っていたけど、
内心はテントに雷が落ちやしないかとドキドキしていた。
雷の音を聞きながら、
テント内で夕食。
(テント内の火気の使用は自己責任で)
ご飯を炊いて、焼肉^^
お腹がいっぱいになって、
まぶたが重くなってくるころ、
やっと雷も雨も去って、
野鳥達の歌声が戻ってきた。
pm7:00前 トイレへと小屋まで行くと、
それまで雲で隠れていた天狗岳が、
その姿を現していた。

だれもいない静かな小屋の周辺で、
1人天狗岳や、
煙突からモクモクと天に登っていく、
薪ストーブの煙をボーっと眺めていると、

ふと何かの気配を感じて、
ヒマワリの餌場へ目をやる。
「やまね!?」
そっと近寄り、
そっとカメラの電源をonにし、
構えた瞬間、
サーッと逃げられてしまった…
その時ちょうど小屋からご主人が出てきたから、
この事を聞くと、
「ヒメネズミだな、山にしかいない珍しいネズミだよ」
と、とても穏やかな口調で教えてくれた。
2日目
昨晩は就寝前に天狗岳、そしてヒメネズミを見てしまったからか、
興奮してしまったみたいで、
すっかり目が覚めてしまって寝つきが悪くなってしまった(笑)
この日は、しらびそ小屋から本沢温泉を目指す。
目的は「野天温泉、雲上の湯」
しらびそ小屋からだと、
コースタイムで約1時間で行くことが出来る。
朝食はまた「みどり池」を眺めながら^^
2日目はまずまずのお天気で雲が多いものも青空も綺麗に見えた。

今回はフランスパンにひと工夫。
チョコレートクリームとバターを忍ばせてみたら、
これが子供達に大好評!
後はゆで卵とフリーズドライのクリームシチュー。

「みどり池」や「野鳥」を眺めながらの朝食はすごく美味しかった。
しかも念願だった「リス」にもお会いすることができた^^
野鳥と一緒にパチリ!

午後はまた雨の心配があったから、
早出早着を心がけ、
am6:30頃、本沢温泉に向けて「しらびそ小屋」を出発した。
つづく
しらびそ小屋
Vol.1はこちらから
テントを設営し終えた頃から雨が降りだした。
みどり池で遊んでいた子供達を呼び戻し、
しばらくテントの中で雨が通りすぎるのを待つことに。
そうだ、まだ水をもらいにいってなかった…
テント泊の人は無料で水をわけてもらえる。
しばらくするとテントを叩きつけていた雨音が和らいできた。
ちょっと水をもらってくるね、
とテントから出ると、
なんと青空が顔を出していた。
降り注ぐ太陽の光が暖かく心地いい。
水をもらうと、急いでテン場に戻り、
ビールとツマミを用意して、
またみんなでみどり池へとくりだした。

小屋の前の丸太のベンチに腰掛けると、
目の前にはみどり池。
小屋の窓際には小鳥や小動物の為のヒマワリの種がおいてあり、
それを目当てに集まってくる小鳥を見ることが出来る。

リスも来るといいのにね…
と話していたら、「いた~!!」
子供達とそっと近寄ったが、
走りさっていく後ろ姿しか見る事ができなかった。
しばらくするとまた雨がポツポツ…
テントに急いで戻る。
雨は大粒の大雨になり雷様までやってきてしまった。
山で雷…
よく考えたら初めての経験かな。
バリバリバリー
と物凄い爆音が頭上に響く。
子供達の前では平静を保っていたけど、
内心はテントに雷が落ちやしないかとドキドキしていた。
雷の音を聞きながら、
テント内で夕食。
(テント内の火気の使用は自己責任で)
ご飯を炊いて、焼肉^^
お腹がいっぱいになって、
まぶたが重くなってくるころ、
やっと雷も雨も去って、
野鳥達の歌声が戻ってきた。
pm7:00前 トイレへと小屋まで行くと、
それまで雲で隠れていた天狗岳が、
その姿を現していた。

だれもいない静かな小屋の周辺で、
1人天狗岳や、
煙突からモクモクと天に登っていく、
薪ストーブの煙をボーっと眺めていると、

ふと何かの気配を感じて、
ヒマワリの餌場へ目をやる。
「やまね!?」
そっと近寄り、
そっとカメラの電源をonにし、
構えた瞬間、
サーッと逃げられてしまった…
その時ちょうど小屋からご主人が出てきたから、
この事を聞くと、
「ヒメネズミだな、山にしかいない珍しいネズミだよ」
と、とても穏やかな口調で教えてくれた。
2日目
昨晩は就寝前に天狗岳、そしてヒメネズミを見てしまったからか、
興奮してしまったみたいで、
すっかり目が覚めてしまって寝つきが悪くなってしまった(笑)
この日は、しらびそ小屋から本沢温泉を目指す。
目的は「野天温泉、雲上の湯」
しらびそ小屋からだと、
コースタイムで約1時間で行くことが出来る。
朝食はまた「みどり池」を眺めながら^^
2日目はまずまずのお天気で雲が多いものも青空も綺麗に見えた。

今回はフランスパンにひと工夫。
チョコレートクリームとバターを忍ばせてみたら、
これが子供達に大好評!
後はゆで卵とフリーズドライのクリームシチュー。

「みどり池」や「野鳥」を眺めながらの朝食はすごく美味しかった。
しかも念願だった「リス」にもお会いすることができた^^
野鳥と一緒にパチリ!

午後はまた雨の心配があったから、
早出早着を心がけ、
am6:30頃、本沢温泉に向けて「しらびそ小屋」を出発した。
つづく

2013年07月03日
しらびそ小屋Vol.1
6月29日~30日
しらびそ小屋
am10:40 「みどり池登山口」をスタートした。
この日の予定は「しらびそ小屋」まで、
コースタイムで約2時間程。
子供達は2時間と聞いて大喜び。
しかも今回の山歩きにはピークハントがなく、
2日目のメインイベントが本沢温泉の「野天風呂」だから、
子供達の足取りはなんとも軽々しい。
汗ひとつかくことなく涼しい顔をしている子供達とは対照的に、
私と父ちゃんは顔中汗だく…
ピークハントではないけれど、
標高差は約500mあるから、
楽して…という訳にはいかないみたい。。。
それでも行く先々に、
北八ツの美しい自然の造形物が我が家を出迎えてくれた。




そして樹間の広場「こまどり沢」に到着。
父ちゃんは沢で顔を洗ってリフレッシュ。

残り30分の道のりだが、
ザックからおにぎりを出してお昼ご飯にする。
しっかり休憩をとってから再度出発。
でもちゃんと休憩しておいてヨカッタ。
何気に急坂…

最近負けん気が強くなってきたneo君。
後方から人が近づいてくるのに気づくと、
急に歩くスピードが早まったりする(笑)
そんな事をしている間にpm12:50「みどり池」到着!

ずっと雑誌で眺めていた「みどり池」は、
本当に美しかった。
みんなで池まで降りていってみる。

「みどり池」を見守るように優しく建っているのが「しらびそ小屋」

ここでテン泊代、大人1人700円×2、子供1人600円×2を支払い、
雨が降り出す前に設営に取り掛かった。
つづく
しらびそ小屋
am10:40 「みどり池登山口」をスタートした。
この日の予定は「しらびそ小屋」まで、
コースタイムで約2時間程。
子供達は2時間と聞いて大喜び。
しかも今回の山歩きにはピークハントがなく、
2日目のメインイベントが本沢温泉の「野天風呂」だから、
子供達の足取りはなんとも軽々しい。
汗ひとつかくことなく涼しい顔をしている子供達とは対照的に、
私と父ちゃんは顔中汗だく…
ピークハントではないけれど、
標高差は約500mあるから、
楽して…という訳にはいかないみたい。。。
それでも行く先々に、
北八ツの美しい自然の造形物が我が家を出迎えてくれた。




そして樹間の広場「こまどり沢」に到着。
父ちゃんは沢で顔を洗ってリフレッシュ。

残り30分の道のりだが、
ザックからおにぎりを出してお昼ご飯にする。
しっかり休憩をとってから再度出発。
でもちゃんと休憩しておいてヨカッタ。
何気に急坂…

最近負けん気が強くなってきたneo君。
後方から人が近づいてくるのに気づくと、
急に歩くスピードが早まったりする(笑)
そんな事をしている間にpm12:50「みどり池」到着!

ずっと雑誌で眺めていた「みどり池」は、
本当に美しかった。
みんなで池まで降りていってみる。

「みどり池」を見守るように優しく建っているのが「しらびそ小屋」

ここでテン泊代、大人1人700円×2、子供1人600円×2を支払い、
雨が降り出す前に設営に取り掛かった。
つづく

2013年07月02日
北八ツの魅力
2010年「秋」
一冊の本との出会いがあった。

その頃は「山」というより、
自然の中を「歩く」という事を楽しんでいた私にとって、
「hutte」にのっている北八ツの風景は、
今まで見たこともない山の一面だった。
穴が空くほど…(笑)
という言葉がピッタリなくらい、
本当によくページを開いて雑誌はもうボロボロ。
まだ北アルプスも南アルプスも全然知らない頃、
北八ヶ岳を歩いてみたい、
そんな想いから山に導かれたのかもしれない。
そして約2年半の月日を経てやっと、
「しらびそ小屋」
に行く日を迎える事が出来た!
「しらびそ小屋」から望む「みどり池」
「みどり池」の上方にそびえたつ「天狗岳」
「しらびそ小屋」に遊びにくる「リス」達。
「しらびそ小屋」でのコーヒータイム。
いろんな楽しみをザックに忍ばせて、
梅雨時の雨がしたたる森歩きに心をワクワクさせながら、
「みどり池入口」から歩きだした。

つづく
一冊の本との出会いがあった。

その頃は「山」というより、
自然の中を「歩く」という事を楽しんでいた私にとって、
「hutte」にのっている北八ツの風景は、
今まで見たこともない山の一面だった。
穴が空くほど…(笑)
という言葉がピッタリなくらい、
本当によくページを開いて雑誌はもうボロボロ。
まだ北アルプスも南アルプスも全然知らない頃、
北八ヶ岳を歩いてみたい、
そんな想いから山に導かれたのかもしれない。
そして約2年半の月日を経てやっと、
「しらびそ小屋」
に行く日を迎える事が出来た!
「しらびそ小屋」から望む「みどり池」
「みどり池」の上方にそびえたつ「天狗岳」
「しらびそ小屋」に遊びにくる「リス」達。
「しらびそ小屋」でのコーヒータイム。
いろんな楽しみをザックに忍ばせて、
梅雨時の雨がしたたる森歩きに心をワクワクさせながら、
「みどり池入口」から歩きだした。

つづく
