2013年02月14日
大菩薩嶺 Vol.1
2月10日~11日
大菩薩嶺(2057m)
この日、本当は違う山でテン泊の予定だった。
一週間前、何気なくネットで大菩薩嶺の検索をかけてみると、
マップにテントマーク。
新緑の時期にでもテン泊で行こうか~?
と父ちゃんに話すと、
雪のある時期に行きてぇな…って父ちゃん。
てな訳で急遽予定変更。
早速地図を買いに行き、
ネットで情報収集。
この日を迎えた。
雪中でのテン泊に向けての道具、ウェアーは
去年からコツコツと揃えてきた。
大菩薩嶺は冬の時期にも多くのハイカーが訪れているみたいだから、
その点でも安心できる。
忘れ物のないよう準備をし、
日曜日の朝、家を出発した。
この日の行程は丸川峠入り口からテン場のあるロッジ長兵衛までのハイクで終了。
大菩薩嶺へは翌日に登る予定を立てた。
丸川峠入り口にある駐車場、
と勘違いして、
ちょっと手前の駐車場に車を止める。
なんだか地図と違うな…
当たり前だ(笑)
丸川峠入り口まで歩くと、
そこにも駐車場がある事に、
子供達からブーイング(笑)
でもここの駐車場は満車でしょ♪
とごまかした。
冬季閉鎖されている県道のゲートをくぐり、
登山道へと入っていく。

久々のテン泊装備で重たいザックに最初不満気だった子供達も、
自然とその重さにも慣れ、
なだらかな登山道に気をよくしたのか、
笑顔になってきた。

楽しく登ってくれるのが一番うれしい。

この日は快晴、風も弱くポカポカ日和。

先に歩いていたお姉ちゃんが立ち止まって何か見ている…

一列にならんだ小さな雪だるまに微笑んでいた。

まるで『こだま』のよう。
neo君の小さな手の平で雪を丸めて、

紅葉の枯葉を頭にのせれば、
小さな『こだま』がもう1人仲間入り^^

テン場まで約2時間弱のコースを3時間かけて、
pm3:00にテン場に到着。
ロッジ長兵衛でテン場代1人300円、合計1200円を支払い、
早速設営。
全員で雪を平にならす。
テント設営中、子供達は雪遊び。
neo君はスコップで何をしているのかと思ったら、
雪のブロックを掘り出し、イグルー作りをしていた。

一度だけだけど、うまそうさんと一緒にイグルーを作った事のある子供達。
その時の事がちゃんと記憶されているんだなと嬉しく思った。
この日、結局は一段までしか出来なかったけど、
また今度、時間にゆとりがあるときに一緒に作ってみたいと思った。
設営完了。

夕食は水餃子入り豆腐チゲ鍋。

〆は、うどん3玉いれて汁まで完食。
缶ビール2本と赤ワインを持ってきたが、
チゲ鍋に赤ワインはやっぱり違う感じがした(笑)
夜の7時半過ぎ、
みんなで順番に寝る前のトイレをすます。
夜空を見上げれば、
期待を裏切らない星空がそこにあった。
寒さを忘れる瞬間。
翌日は大菩薩嶺へと登り、テントを撤収してまた下山しなければならない。
ゆっくりと体を休めよう…
pm8:00、ライトをoffにし、目を閉じた。
2日目につづく。
大菩薩嶺(2057m)
この日、本当は違う山でテン泊の予定だった。
一週間前、何気なくネットで大菩薩嶺の検索をかけてみると、
マップにテントマーク。
新緑の時期にでもテン泊で行こうか~?
と父ちゃんに話すと、
雪のある時期に行きてぇな…って父ちゃん。
てな訳で急遽予定変更。
早速地図を買いに行き、
ネットで情報収集。
この日を迎えた。
雪中でのテン泊に向けての道具、ウェアーは
去年からコツコツと揃えてきた。
大菩薩嶺は冬の時期にも多くのハイカーが訪れているみたいだから、
その点でも安心できる。
忘れ物のないよう準備をし、
日曜日の朝、家を出発した。
この日の行程は丸川峠入り口からテン場のあるロッジ長兵衛までのハイクで終了。
大菩薩嶺へは翌日に登る予定を立てた。
丸川峠入り口にある駐車場、
と勘違いして、
ちょっと手前の駐車場に車を止める。
なんだか地図と違うな…
当たり前だ(笑)
丸川峠入り口まで歩くと、
そこにも駐車場がある事に、
子供達からブーイング(笑)
でもここの駐車場は満車でしょ♪
とごまかした。
冬季閉鎖されている県道のゲートをくぐり、
登山道へと入っていく。

久々のテン泊装備で重たいザックに最初不満気だった子供達も、
自然とその重さにも慣れ、
なだらかな登山道に気をよくしたのか、
笑顔になってきた。

楽しく登ってくれるのが一番うれしい。

この日は快晴、風も弱くポカポカ日和。

先に歩いていたお姉ちゃんが立ち止まって何か見ている…

一列にならんだ小さな雪だるまに微笑んでいた。

まるで『こだま』のよう。
neo君の小さな手の平で雪を丸めて、

紅葉の枯葉を頭にのせれば、
小さな『こだま』がもう1人仲間入り^^

テン場まで約2時間弱のコースを3時間かけて、
pm3:00にテン場に到着。
ロッジ長兵衛でテン場代1人300円、合計1200円を支払い、
早速設営。
全員で雪を平にならす。
テント設営中、子供達は雪遊び。
neo君はスコップで何をしているのかと思ったら、
雪のブロックを掘り出し、イグルー作りをしていた。

一度だけだけど、うまそうさんと一緒にイグルーを作った事のある子供達。
その時の事がちゃんと記憶されているんだなと嬉しく思った。
この日、結局は一段までしか出来なかったけど、
また今度、時間にゆとりがあるときに一緒に作ってみたいと思った。
設営完了。

夕食は水餃子入り豆腐チゲ鍋。

〆は、うどん3玉いれて汁まで完食。
缶ビール2本と赤ワインを持ってきたが、
チゲ鍋に赤ワインはやっぱり違う感じがした(笑)
夜の7時半過ぎ、
みんなで順番に寝る前のトイレをすます。
夜空を見上げれば、
期待を裏切らない星空がそこにあった。
寒さを忘れる瞬間。
翌日は大菩薩嶺へと登り、テントを撤収してまた下山しなければならない。
ゆっくりと体を休めよう…
pm8:00、ライトをoffにし、目を閉じた。
2日目につづく。

2013年02月17日
大菩薩嶺 Vol.2
2月10日~11日
大菩薩嶺(2057m)
Vol.1はこちらから
夜中、上下左右から風が唸る音で何度か目を覚ます。
幸いしたのはその風が直接テントを叩きたつけるはしなかった事。
設営した場所が風の通り道を外れていたみたいだ。
am6:00起床。
相変わらず風の音はすさまじい。
こっそりテントから外を覗くと…

夜明けのオレンジ色の光が朝を知らせていた。
朝食は家で作ってきた自家製酵母の「くるみパン」とフリーズドライのスープ。

ザックにも入れる事の出来る固めの美味しいパンを作りたいと思っているけど、
なかなか難しい…
出来たてはモチモチとしていたが、
寒さの為かな、思いのほか中身がパサパサしてしまった。。。
支度をすませ、
全員アイゼンを装着し、
いよいよ大菩薩嶺に向けて歩き出す。
福ちゃん荘までの林間歩きはなだらかな雪道。
葉を落とした木々の隙間からヒカリが差す中、
ストックと足をリズミカルに交互に繰り出す。
清々しい気持ちのいい山歩きのスタートになった。
福ちゃん荘でちょっと長めの休憩となる。
理由はブランコ^^

誰もいない福ちゃん荘周辺。
我が家だけの話し声が辺りに響く。
ここから、大菩薩峠への道と、唐松尾根への道との分岐になるが、
我が家は唐松尾根から大菩薩嶺、そして大菩薩峠を周遊するコースを選んだ。
気持ちよい尾根道を歩いていく。

途中から傾斜がきつくなってくると、
父ちゃんとお姉ちゃん、
私とneo君という組み合わせに自然となってきた。

neo君としりとりをする事30分ぐらいだろうか…
しりとりをしながら後ろを振り返れば、
富士山に大菩薩湖の景色が広がっていた。

雷岩に到着、父ちゃんとお姉ちゃんに合流した。
雷岩から左手にのびる樹林帯の登山道を行くと約10分ぐらいで、
大菩薩嶺頂上にたどり着く。
頂上は針葉樹でかこまれた小平地で、
真ん中に三角点と大菩薩嶺の表記された柱があるだけ。
山頂では我が家を含め3組のハイカー。
閉鎖的な山頂ではあったけど、
みんなで記念写真を取り合って、
それぞれに登頂の喜びをあじわった。

ちょっとだけお菓子を口に頬張って、
いよいよ下山。
下山は今回一番楽しみにしていた大菩薩峠までの稜線歩き。
でもそこは想像通りの暴風が吹き荒れていた。

暴風の稜線歩きにつづく
大菩薩嶺(2057m)
Vol.1はこちらから
夜中、上下左右から風が唸る音で何度か目を覚ます。
幸いしたのはその風が直接テントを叩きたつけるはしなかった事。
設営した場所が風の通り道を外れていたみたいだ。
am6:00起床。
相変わらず風の音はすさまじい。
こっそりテントから外を覗くと…

夜明けのオレンジ色の光が朝を知らせていた。
朝食は家で作ってきた自家製酵母の「くるみパン」とフリーズドライのスープ。

ザックにも入れる事の出来る固めの美味しいパンを作りたいと思っているけど、
なかなか難しい…
出来たてはモチモチとしていたが、
寒さの為かな、思いのほか中身がパサパサしてしまった。。。
支度をすませ、
全員アイゼンを装着し、
いよいよ大菩薩嶺に向けて歩き出す。
福ちゃん荘までの林間歩きはなだらかな雪道。
葉を落とした木々の隙間からヒカリが差す中、
ストックと足をリズミカルに交互に繰り出す。
清々しい気持ちのいい山歩きのスタートになった。
福ちゃん荘でちょっと長めの休憩となる。
理由はブランコ^^

誰もいない福ちゃん荘周辺。
我が家だけの話し声が辺りに響く。
ここから、大菩薩峠への道と、唐松尾根への道との分岐になるが、
我が家は唐松尾根から大菩薩嶺、そして大菩薩峠を周遊するコースを選んだ。
気持ちよい尾根道を歩いていく。

途中から傾斜がきつくなってくると、
父ちゃんとお姉ちゃん、
私とneo君という組み合わせに自然となってきた。

neo君としりとりをする事30分ぐらいだろうか…
しりとりをしながら後ろを振り返れば、
富士山に大菩薩湖の景色が広がっていた。

雷岩に到着、父ちゃんとお姉ちゃんに合流した。
雷岩から左手にのびる樹林帯の登山道を行くと約10分ぐらいで、
大菩薩嶺頂上にたどり着く。
頂上は針葉樹でかこまれた小平地で、
真ん中に三角点と大菩薩嶺の表記された柱があるだけ。
山頂では我が家を含め3組のハイカー。
閉鎖的な山頂ではあったけど、
みんなで記念写真を取り合って、
それぞれに登頂の喜びをあじわった。

ちょっとだけお菓子を口に頬張って、
いよいよ下山。
下山は今回一番楽しみにしていた大菩薩峠までの稜線歩き。
でもそこは想像通りの暴風が吹き荒れていた。

暴風の稜線歩きにつづく

2013年02月19日
大菩薩嶺 Vol.3
2月10日~11日
大菩薩嶺(2057m)
Vol.2はこちらから
目の前に広がる稜線上に続く登山道。

風はどんどん強さを増していったが、
数人のハイカーとすれ違う事があるだけで、
静かな稜線歩きを楽しみながら歩いた。


前方に非難小屋が見える。
予定通り非難小屋で休憩しよう。
この事が子供達の大きな励みに^^

非難小屋が近づくにつれ風はますます強くなってくる。
突風が吹きぬける、
みんな歩みを一度止め、
突風が過ぎ去っていくのを体を丸め踏ん張る。

この非難小屋がある場所は賽ノ河原(さいのかわら)とよばれ、
旧大菩薩峠があった場所だが、
風が強く遭難が相次ぎ現在の場所に移動したという。
移動した理由がよくわかるほど、
非難小屋周辺は強風が山下から雪も一緒に吹き上げている。
無事非難小屋に到着。
アイゼンを外し中に入ると少し暖かに感じる。
子供達に温かい飲み物を渡し、
行動食で休憩。

ホッとしたんだろう。
子供たちから笑い声^^
非難小屋から一登りして下れば、
大菩薩峠に到着。

介山荘を通りぬけると深山に囲まれた峠道へと入る。
ぐっと風の当たりが弱くなる。
その分、日差しが暖かく感じ、
体や指先がじんわりと、
温まり始めるのを感じた。
つづく
大菩薩嶺(2057m)
Vol.2はこちらから
目の前に広がる稜線上に続く登山道。

風はどんどん強さを増していったが、
数人のハイカーとすれ違う事があるだけで、
静かな稜線歩きを楽しみながら歩いた。


前方に非難小屋が見える。
予定通り非難小屋で休憩しよう。
この事が子供達の大きな励みに^^

非難小屋が近づくにつれ風はますます強くなってくる。
突風が吹きぬける、
みんな歩みを一度止め、
突風が過ぎ去っていくのを体を丸め踏ん張る。

この非難小屋がある場所は賽ノ河原(さいのかわら)とよばれ、
旧大菩薩峠があった場所だが、
風が強く遭難が相次ぎ現在の場所に移動したという。
移動した理由がよくわかるほど、
非難小屋周辺は強風が山下から雪も一緒に吹き上げている。
無事非難小屋に到着。
アイゼンを外し中に入ると少し暖かに感じる。
子供達に温かい飲み物を渡し、
行動食で休憩。

ホッとしたんだろう。
子供たちから笑い声^^
非難小屋から一登りして下れば、
大菩薩峠に到着。

介山荘を通りぬけると深山に囲まれた峠道へと入る。
ぐっと風の当たりが弱くなる。
その分、日差しが暖かく感じ、
体や指先がじんわりと、
温まり始めるのを感じた。
つづく

2013年02月21日
大菩薩嶺 Vol.4
2月10日~11日
大菩薩嶺(2057m)
Vol.3はこちらから
介山荘をすぎた所から、
綺麗なフカフカした雪道の
緩やかな傾斜の峠道を下っていく。

ヒップソリをなんで置いてきちゃったのかな…
ヒップソリはテントの中でお留守番(トホホ)
勝縁荘を通り、
富士見山荘に来ると、
富士が見渡せる展望台。

その横にまたブランコ^^

あまり時間に余裕はなかったが、
子供達が楽しそうにしている姿に、
しばらくの間私もここから富士や子供達を眺める事にした。
でも、やっぱりちょっとゆっくりしすぎた…
福ちゃん荘からは足早に進み、テン場にpm1:00到着。
撤収、昼食を手分けして進め、
パッキング完了したのがpm2:00。
前日に歩いてきた登山道で下山。

今回父ちゃんのザック重量は20kg、私が16kg。
食料を占める割合が多かった私のザックは、
だいぶ軽くなったような^^
テント担当だった父ちゃんのザックは、
湿気も含んでちょっと重たくなったかもしれないな…
往路は3時間かかった道のりだけど、
復路はその半分の時間1時間半で下山できた。
千石茶屋付近でアイゼンを外す。

ここからは車道歩き。

pm3:30に駐車場着。
毎回感じる無事戻ってきた時の達成感と開放感。
子供達の登山靴を脱がせてから、
自分もサンダルに履き替える。
お疲れ様でした^^
そしてみんなのいい感じで履きこまれた登山靴を車の中に並べた。
おわり
大菩薩嶺(2057m)
Vol.3はこちらから
介山荘をすぎた所から、
綺麗なフカフカした雪道の
緩やかな傾斜の峠道を下っていく。

ヒップソリをなんで置いてきちゃったのかな…
ヒップソリはテントの中でお留守番(トホホ)
勝縁荘を通り、
富士見山荘に来ると、
富士が見渡せる展望台。

その横にまたブランコ^^

あまり時間に余裕はなかったが、
子供達が楽しそうにしている姿に、
しばらくの間私もここから富士や子供達を眺める事にした。
でも、やっぱりちょっとゆっくりしすぎた…
福ちゃん荘からは足早に進み、テン場にpm1:00到着。
撤収、昼食を手分けして進め、
パッキング完了したのがpm2:00。
前日に歩いてきた登山道で下山。

今回父ちゃんのザック重量は20kg、私が16kg。
食料を占める割合が多かった私のザックは、
だいぶ軽くなったような^^
テント担当だった父ちゃんのザックは、
湿気も含んでちょっと重たくなったかもしれないな…
往路は3時間かかった道のりだけど、
復路はその半分の時間1時間半で下山できた。
千石茶屋付近でアイゼンを外す。

ここからは車道歩き。

pm3:30に駐車場着。
毎回感じる無事戻ってきた時の達成感と開放感。
子供達の登山靴を脱がせてから、
自分もサンダルに履き替える。
お疲れ様でした^^
そしてみんなのいい感じで履きこまれた登山靴を車の中に並べた。
おわり
