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Posted by naturum at

2013年03月12日

アイスキャンディフェスティバルVol.1

3月9日~10日







アイスキャンディフェスティバルin赤岳鉱泉







冬季の八ヶ岳でテン泊。


これが私の一つの目標だった。


去年だったら無理だった事が、
1年たってやっと手の届くところまでたどり着く事が出来た。


でもアイスキャンディフェスが開かれるこの日は、
本当にここが八ヶ岳の2300m地点の気温かと思われるほど暖かで、
ミドルレイヤーなしで、じっとしていても冷えを感じない程の陽気となった。




am8:30

八ヶ岳山荘の駐車場に車を停め出発。







しばらくは林道歩き。

子供達は元気良く、
ムーンウォーク♪とかいいながら、
2人してシリモチをついて笑う。


約1時間10分で赤岳山荘に到着。

目の前に阿弥陀岳が望めた。







ここまで車で上がる事も出来るが、
四駆にスタットレス、さらにチェーンの使用が無難だそう。
我が家が歩いていた時も1台の車が溝にハマって動けなくなってしまっていた。


赤岳山荘のベンチでザックを下ろして一休み。



次の休憩場所を堰堤(えんてい)広場とし歩き出す。


pm11:00に堰堤広場手前の、
赤岳鉱泉の発電所らしき場所でおにぎり休憩。


そして堰堤広場まで進んで林道歩きは終了。

登山道へと入り、赤岳鉱泉まで8箇所の木橋を渡りながら進んでいく。








途中から目の前に横岳の大同心を眺めながら歩けるようになると、
久々の高山に来た事を実感し始める。








そして横岳の稜線が目の前に開けた。






空は快晴、
雪山もとても美しかったが、
ザックを背負った上半身の重みが、
足を一歩踏み出すたびに、
体にのしかかってくる…



そして子供達からも、

まだ?

の問いが増えはじめた。


子供達にも疲れの色が見え始めた頃、


pm1:00

とうとう我が家の目の前に、
堂々としたアイスキャンディーが姿を現してくれた!











アイスクライミング初体験につづく
  


2013年03月14日

アイスキャンディフェスティバルVol.2

3月9日~10日







アイスキャンディフェスティバルin赤岳鉱泉

Vol.1はこちらから





赤岳鉱泉でテン泊の受付をすませる。

一人1000円で計4000円。



4人用テントが張れる場所を探し、
さらにスコップで雪かきをして整地してから設営。


その間、子供達は雪遊び。






設営が済んでから、
アイスキャンディーの会場へと足を運び、

アイスクライミング体験受付をする。

こちらも1人1,000円



「お子さんはどうします?」



と聞かれたら、



「やるっ!!」



とお姉ちゃん、即答(笑)



neo君はみんなが見ていて恥ずかしいからと辞退。




それぞれにスタッフさんがついて、
装備を身につけさせてくれる。







ハーネス、
12本爪アイゼン、
ヘルメット。



準備万端、トップバッターはお姉ちゃん。







臆する事無く氷壁に張り付く。





そして確実に上に上がっていった。






スタッフさんが、


クライミングジムとか通ってるんですか?


と聞いてくるぐらい…



とうとう最後まで登り詰めることが出来た^^






次は父ちゃん^^




父ちゃんもゴール♪








そして私。




無我夢中…

というかあまり登攀中の記憶がない(笑)

ただアックスが重くて重くて、
腕が上がらない…






もうダメだ~


と思って、


もう下ろしてもらって大丈夫です~(汗)


とロープを確保してくれているスタッフさんに言ったが、


もうちょっと行ってみて~♪


と軽く返され、
最後、半ばヤケクソで一歩を踏み出したのだけはハッキリと覚えている(笑)




お姉ちゃんと父ちゃんが、

腕が疲れる、と言っていた意味がよ~くわかった…


降りてくると子供達に、

ママ、へたくそ~

と笑われる…



でも私にとっては大満足の一本だった^^








つづく
  


2013年03月15日

アイスキャンディフェスティバルVol.3

3月9日~10日





アイスキャンディフェスティバルin赤岳鉱泉


Vol.2はこちらから





neo君が「あれ見て!」と指さす方に目をやると、

長野県警によるレスキューデモンストレーションが始まっていた。







隊員さん同士の迫力あるかけ声に圧倒。

子供達も真剣に魅入ってしまうほどの迫力だった。

デモンストレーションとはいえ、
無事救助を終えた時は、
感動で目頭が熱くなった。




無事アイスクライミングの体験を終え、
イベントブースへと足を運ぶ。


お姉ちゃんの足が止まったところは…







「肉」の前(笑)



体験中に終了してしまった「お汁粉」が食べれなくて、
スネていたneo君も、
「肉」を頬張ってご機嫌回復^^



そしてClif Bar の試食もいただいて大満足^^






ここで父ちゃんは睡眠不足の為、
テントに戻りお昼寝タイム。


子供達をつれ、
ソリコーナーへ。







アイスキャンディーの横に作られたソリコーナー。
ソリの貸し出しもあり子供達は何度もトライ^^



そんな子供達を眺めながら、
アイスクライミングの様子も伺う。



赤岳鉱泉の上方には横岳と青空が美しい。








私も数回ソリで一緒に滑ってみたが、
なかなか難しいもんだね。

何度も転倒(笑)



ソリを満喫してテントへと戻る。






neo君はそのままテントに入っていったが、
お姉ちゃんはまだまだやりたい事があるらしく、
テントには入りませんよとこの顔(笑)







通路から一段高い場所にあるテントへの階段作り、


そしてオブジェの製作。






完成を喜ぶお姉ちゃん^^







その頃は、すっかり夕方の空模様。







そんな時間でも無風のテン場は気温高めで、
あちこちでビールを飲みながら、
談笑する姿がみられる、
和やかで穏やかな雰囲気の空気が、
赤岳鉱泉を包んでいた。







つづく
  


2013年03月23日

アイスキャンディフェスティバルVol.4

3月9日~10日





アイスキャンディフェスティバルin赤岳鉱泉

Vol.3はこちらから







夜ご飯はお鍋。






温かいお鍋をお腹いっぱい食べ、

アンドーナッツでお茶の時間を楽しむと、

急激に睡魔がやってきた。


トイレに行くためにテントから出ると、
アイスキャンディのライトアップがされていて、
青白いヒカリがアイスに反射してとても綺麗だった。







夜、小屋から漏れるオレンジ色の灯りを見ると、

なぜか「マッチ売りの少女」を思い出してしまう。

寒いテン場でもいつものこと(笑)






neo君はシュラフに入ると、
あっという間に寝入ってしまった^^


お姉ちゃんをシュラフに入れ、
父ちゃんがシュラフに入り、
私が最後に電気のスイッチをOFFにする。


朝起きて、雨がふっていませんように…

と願いながら。










2日目はお昼頃まで赤岳鉱泉でイベントを楽しんでから下山の予定だったから、
のんびりと朝を迎える^^


お天気はどうかな…

雨、雪は降っていなかったけど、
かろうじて降っていないっていうだけで、
いつ降り出してもおかしくないような、
どんよりとした濃いグレー色をした空模様だった。

更に風も出てきている…

父ちゃんと相談して、
残念だけど朝食をとったら撤収、下山をする事にした。


am9:00撤収完了してザックを背負う。

気温はそれほど低くはないけれど、
風が冷たく感じる。


アイスキャンディでは「超ビギナーアイスクライミングコンペ」が開かれていて、
とても賑わっていた!






我が家もザックを背負ったまま、
しばらく見学^^

赤い枠内を通っていかないといけないらしく、
なかなか難しそうで、みんな悪戦苦闘している。

子供達も大人しく見ていたから、
30分ぐらい魅入っちゃったかな…

でもさすがに寒さが身にしみてきて、
アイスキャンディにお別れし下山開始。







堰堤広場までは風当たりが強かったが、
その先は穏やかな下山となった。

一度だけ雨にパラッと降られ、
ドキッとしたがすぐに止んで、
ノンストップで赤岳山荘まで下山。

往路と同じようにここで休憩をいれる。

登山道沿いに大きなベンチがいくつもあって、
アイゼンを外さなくても休憩できるのは有難い。

ザックを下ろし、
お菓子やつまみを取り出して、
山専ボトルから熱いお湯を注ぎ、
コーヒーやお茶でのんびりと過ごす。

こんな時間が何気に楽しかったりする^^


しっかり休憩を取ってから、
車が駐車してある美濃戸口に向けて出発。

雪融けが進んで、
轍には小さな川が出来上がっていた。








シリセードは出来なくなってしまったけど、
そんな轍の流れを楽しみながら、
お姉ちゃんのお喋りもテンポよく弾む^^


天にまっすぐ伸びる美しいカラマツ林までくればゴールも近い。










未知の世界だった「アイスクライミング」

山登りを始めたときには想像すらすることもなかった。



山登りを始めてから今年で4年目。



お弁当が入った小さなザックを背負っただけで、
肩が痛いと嘆いていた頃が懐かしい(笑)



これからもちょっとずつ、ちょっとずつ、
山のいろんな表情を見れるようになっていけるといいなと思う。








おわり