2013年09月02日
北アルプス縦走Vol.2 薬師峠~雲ノ平
8月13日~17日
4泊5日 テント泊 北アルプス縦走
2日目 薬師峠~雲ノ平
1日目 折立~薬師峠はこちらから
朝型の私。
テン場での目覚まし係りは私の役目。
1人、am3:30に起床。
テントから顔を出し、
満点の星の瞬きを確認。
自分の身支後、
シュラフ、マットを片付け終えてから、
am4:00に父ちゃんを起こし、
子供たちからシュラフを引き剥がしパッキング。
テント以外のパッキングが完了してからが一番大変。
寝ぼけ眼の子供達をあの手、この手でテントから寒空へと導かなければならない…
am4:00すぎ、 テン場の多くの人が活動を初めていたけど、
まだ就寝中の人もいるだろうから、子供達に大騒ぎされたら大変。
だからテントから外に出すときが一番緊張する。
温かいスープや飲み物で誘いだしたり、
お湯を注いだばっかりのアルファ米をカイロがわりに持たせたり…
そしてテントを一気に撤収。
この日はまだまだ元気で、4時30分過ぎには撤収完了。
歩き始める事が出来た。

小屋に寄り、
前日に頼んでおいたお弁当(一つ1000円)を2つ受け取る。
父ちゃんは早速ベンチに座ってお弁当で朝食。
私とお姉ちゃんは残っていたコンビニおにぎり。
neo君は小屋で購入した菓子パン(200円)
なんだかんだゆっくりしちゃって、
小屋から日の出を見て雲ノ平に向けて出発。

最初の目的は「薬師沢小屋」
「薬師沢小屋」までは下りメインの樹林帯。
木漏れ日が気持ちよく、
沢の流れの音に足取りもテンポよく軽い。
開けた場所にあるベンチで小休憩。

木々は生き生きとし、
高山植物が咲き乱れるアルプスの森の中で、
朝のポカポカとした日差しにあたっていると、
まるで春の居心地。
「お花も咲いて春みたいだね~」
って父ちゃんに話しかける。
そんな気持ちいい沢沿いの道だけれども、
沢沿いということで、
川を横断しなければならない場所が3箇所。
もちろん橋は掛かっているが…
第一徒渉点。
橋の高さも低く、
日陰で河原も広く気持ちよく休憩。

第二徒渉点。
これは高所恐怖症の私には本当に恐怖…(涙)
父ちゃん、お姉ちゃん、neo君はさっさと行ってしまい、
トホホな気持ちで歩き出す。
半分すぎた所から、
丸太を組んである作りに変わって、
一歩踏み出すごとに、足元がミシミシと歪んでそれはそれは怖かった。

第三徒渉点。
高さは第二徒渉点と同じぐらいだが、
足場がしっかりしてたから怖かったけど無事通過…

ここからは沢を離れ、
しばらく歩き続けると、
「カベッケ原」という湿地帯にでる。

鳥の鳴き声の方にneo君と一緒に目を向ける。
山で初めて鳴き声から鳥を発見することが出来た!
「カベッケ原」はカッパが住んでいた所だそうで、
カッパが化ける原っぱの意味の「河化(かべっけ)
が原」になったのだそうだ。
ほとんど人が通る事もなく、
家族だけで過ごす静かな「カベッケ原」

静かな山の中で耳も研ぎ澄まされたのか、
小さな「カサカサカサ」という音に気づき、
足を止め目をやると…
カッパではなかったけど…(笑)
大きな「カエル」がのそのそと歩いていた^^
「カベッケが原」を過ぎれば、
「薬師沢小屋」もすぐソコ。
大きな薬師沢に沿うように建っている「薬師沢小屋」に到着。

ここも水が豊富で、
勢いよくホースから水が溢れ出す。
子供たちはその冷たい水で冷やされたフルーツ缶が気になってしょうがない(笑)
父ちゃんが一つ買ってくれて、
お腹と気持ちを満たしてから、
私がこの山旅で一番の心配事だった吊り橋へと向かう。
あまり高くありませんように…
という願い虚しく、
結構な高度に加えて、足元はスカスカ…
ガックリしている母を横目に、お姉ちゃんが一番にさっさと渡っていく…

続いてneo君が渡ろうとすると、
「ママ~手が届かないんだけど~」
ってそんな恐怖な事を言うから私は顔面蒼白…
でも本人はたいした問題でもないようでケロッとしている。
父ちゃんに後ろを歩いてもらうことにして、
これまたスタスタと渡ってしまった。
いよいよ私の番…
小さい頃、高い所を渡らせられる夢で何度もうなされるぐらい高所が苦手。
(でも山の頂上は大好きなんだけど)
後ろに並んでいた女性のハイカーさんに、
渡るのに時間がかかるかもだけど…と話すと、
「私もよ、ゆっくり渡ってくださって大丈夫だから^^」
と言ってもらい一歩を踏み出す。
(この女性の単独ハイカーさんとは、
歩くルートと日程がほとんど同じでその後何度も出会う事に^^)
人生で最初で最後の吊り橋になりますように…
と願いながら…
「あとちょっと…あとちょっと…あとちょっと…あとちょっと……」
と頭の中で念じるように繰り返しなんとか渡りきったものの、
足腰ガクガク(涙)
渡りきったら今度はオーバーハング気味の下りのハシゴ。
覗いてもハシゴの足元見えず…

山登りでは本当に厄介な高所恐怖症。
こういう経験を重ねていけば、ちょっとは軽減されるのかな…
そしてそんな恐怖体験の後は達成感でいっぱい♪
雲ノ平はまだまだ先だけど、
美しい薬師沢の河原でちょっと長めの休憩。
子供達もリラックス。

私はこの後の急登に備えて太郎平のお弁当を広げてランチタイム。

気持ちよい薬師沢に背を向け、
いよいよ樹林帯の急登へ。

長いハシゴを登り、
岩塊の登山道へ。

行けど行けど、
目の前に立ちはだかる岩塊の壁…

まるで瑞牆山を登っているみたいだねって父ちゃんと話す。
こんな場所で不思議とお姉ちゃんは絶好調で、
つねに先頭に立って、
ヒョイヒョイ~とまるでお猿さんのように身軽に登っていく。
neo君も特に大変といった様子なく、
鼻歌混じりで登っていってくれたからヨカッタ♪
ヒーヒー言っているのは親2人(笑)
なんとか2時間半弱で岩場を抜け木道にたどり着く。
いよいよ雲ノ平かな?

pm12:30 雲ノ平 アラスカ庭園に到着。

pm1:00 雲ノ平 奥日本庭園に到着。

この頃にはもうヘトヘトで、
コバイケイソウ、チングルマ咲き乱れた雲ノ平をゆっくり見渡す余裕もなく、
ひたすら雲ノ平山荘を目指していた。

お姉ちゃんは雲ノ平山荘のケーキセットをすごく楽しみにしていて、
喫茶の時間が終わってしまったら大変と常に先頭を歩いて家族を引っ張っていく。

そしてやっとpm1:30に雲ノ平山荘に到着。

中に入り、メニューを見てたら、
まさかのケーキセット売り切れ…
とりあえず何か食べようと中に入る。
この時、小屋番さんの
「テン場はかなり混み合ってますよ」
の言葉は私の心に響かず。。。
本当なら小屋でゆっくりしている場合ではなかったのだけど、
この時はテン場よりも、とにかく休憩だったんだろうな。
注文して席へとつくと、
ソロのお兄さんが「家族で写真撮りますよ~」って言ってくれる。
そういえば一度も家族写真を撮っていなかった!

お兄さんありがとう♪
静かで綺麗な雲ノ平山荘。
なんとなく宿泊者は少なめな印象。
後日聞いたら、この日はお布団一枚に1人で寝れたそうで、
しかも厨房に大きなボールに生鮭の切り身が山のように積まれているのを見たが、
これは石狩鍋となったみたいで、
とても美味しかったのこと。
注文したのはラーメンが2つに、おつまみセットと缶ビール。

お姉ちゃんはケーキセットがないと聞いてから、ずっとダンマリ…
楽しみにがんばって歩いてきたのにね…
そんなお姉ちゃんに声をかける。
「山を降りたら、美味しいケーキ屋さんにケーキセット食べに行こう♪」
お姉ちゃんは目に涙を浮かべてコクンとうなずいた。
お腹が満たされて、私もやっと正気に戻ったのか、
急に「テン場の混雑」が気になり出す。
父ちゃんも誰かからテン場の混雑具合の情報を聞いてきて、
急いで受付でテン場の受付(大人、子供共に1人500円)をし、
テン場へと向かう。
約30分の道のり。
疲れとビールの酔いで体が重い…

テン場が見える。
まだ空いてそうだよね…

と思ったが、
実際近くまで来てみると大きな石がゴロゴロしていて、
テントを張れるようなフラットな場所が全然ない。

どうりで上方までテントが張ってある訳だ。
一旦ザックを下ろして、空身でテントの張れる場所を探しに行く。
探すこと数分、
やっと一箇所4人用のテントが張れる広めの場所を発見。
地面がヌカるんでいて決していいコンディションではないが、
高山植物に囲まれ、
高台で眺望はよく、
トイレは遠くなるが、
水場は近め。
お姉ちゃんはテント横を流れる、小さな沢で黙々と遊び始め、
neo君はテントの中でお菓子を食べながらゴロゴロ^^

父ちゃんはテント横の岩に腰掛けて雲ノ平のテン場を見下ろす。

北アルプスの中枢、急崖に囲まれた台地状の雲ノ平にやっときた。
でもそれは、後日雲ノ平を離れて初めて実感することになった。
この時はただただ、
高原植物の咲き乱れる中、
そんな美しい自然の姿にテントが色とアクセントを付けるこの景色を、
じっと見つめるだけ。

今日は本当に疲れた…
夕食はフリーズドライの麻婆茄子に親子丼とアルファ米。
簡単な食事だけれども家族でワイワイと楽しい夕食になった。
疲れがたまった足で、
岩がゴロゴロしているテン場をトイレまで歩くのも大変だったが、
みんなでヨロヨロしながら歩いて、
日没と共にテントにイン。
翌日はいよいよピークハントの山登り。
明日もがんばらなくちゃ…
テントが暗闇に包まれる前に眠りについた。
つづく

4泊5日 テント泊 北アルプス縦走
2日目 薬師峠~雲ノ平
1日目 折立~薬師峠はこちらから
朝型の私。
テン場での目覚まし係りは私の役目。
1人、am3:30に起床。
テントから顔を出し、
満点の星の瞬きを確認。
自分の身支後、
シュラフ、マットを片付け終えてから、
am4:00に父ちゃんを起こし、
子供たちからシュラフを引き剥がしパッキング。
テント以外のパッキングが完了してからが一番大変。
寝ぼけ眼の子供達をあの手、この手でテントから寒空へと導かなければならない…
am4:00すぎ、 テン場の多くの人が活動を初めていたけど、
まだ就寝中の人もいるだろうから、子供達に大騒ぎされたら大変。
だからテントから外に出すときが一番緊張する。
温かいスープや飲み物で誘いだしたり、
お湯を注いだばっかりのアルファ米をカイロがわりに持たせたり…
そしてテントを一気に撤収。
この日はまだまだ元気で、4時30分過ぎには撤収完了。
歩き始める事が出来た。

小屋に寄り、
前日に頼んでおいたお弁当(一つ1000円)を2つ受け取る。
父ちゃんは早速ベンチに座ってお弁当で朝食。
私とお姉ちゃんは残っていたコンビニおにぎり。
neo君は小屋で購入した菓子パン(200円)
なんだかんだゆっくりしちゃって、
小屋から日の出を見て雲ノ平に向けて出発。

最初の目的は「薬師沢小屋」
「薬師沢小屋」までは下りメインの樹林帯。
木漏れ日が気持ちよく、
沢の流れの音に足取りもテンポよく軽い。
開けた場所にあるベンチで小休憩。

木々は生き生きとし、
高山植物が咲き乱れるアルプスの森の中で、
朝のポカポカとした日差しにあたっていると、
まるで春の居心地。
「お花も咲いて春みたいだね~」
って父ちゃんに話しかける。
そんな気持ちいい沢沿いの道だけれども、
沢沿いということで、
川を横断しなければならない場所が3箇所。
もちろん橋は掛かっているが…
第一徒渉点。
橋の高さも低く、
日陰で河原も広く気持ちよく休憩。

第二徒渉点。
これは高所恐怖症の私には本当に恐怖…(涙)
父ちゃん、お姉ちゃん、neo君はさっさと行ってしまい、
トホホな気持ちで歩き出す。
半分すぎた所から、
丸太を組んである作りに変わって、
一歩踏み出すごとに、足元がミシミシと歪んでそれはそれは怖かった。

第三徒渉点。
高さは第二徒渉点と同じぐらいだが、
足場がしっかりしてたから怖かったけど無事通過…

ここからは沢を離れ、
しばらく歩き続けると、
「カベッケ原」という湿地帯にでる。

鳥の鳴き声の方にneo君と一緒に目を向ける。
山で初めて鳴き声から鳥を発見することが出来た!
「カベッケ原」はカッパが住んでいた所だそうで、
カッパが化ける原っぱの意味の「河化(かべっけ)
が原」になったのだそうだ。
ほとんど人が通る事もなく、
家族だけで過ごす静かな「カベッケ原」

静かな山の中で耳も研ぎ澄まされたのか、
小さな「カサカサカサ」という音に気づき、
足を止め目をやると…
カッパではなかったけど…(笑)
大きな「カエル」がのそのそと歩いていた^^
「カベッケが原」を過ぎれば、
「薬師沢小屋」もすぐソコ。
大きな薬師沢に沿うように建っている「薬師沢小屋」に到着。

ここも水が豊富で、
勢いよくホースから水が溢れ出す。
子供たちはその冷たい水で冷やされたフルーツ缶が気になってしょうがない(笑)
父ちゃんが一つ買ってくれて、
お腹と気持ちを満たしてから、
私がこの山旅で一番の心配事だった吊り橋へと向かう。
あまり高くありませんように…
という願い虚しく、
結構な高度に加えて、足元はスカスカ…
ガックリしている母を横目に、お姉ちゃんが一番にさっさと渡っていく…

続いてneo君が渡ろうとすると、
「ママ~手が届かないんだけど~」
ってそんな恐怖な事を言うから私は顔面蒼白…
でも本人はたいした問題でもないようでケロッとしている。
父ちゃんに後ろを歩いてもらうことにして、
これまたスタスタと渡ってしまった。
いよいよ私の番…
小さい頃、高い所を渡らせられる夢で何度もうなされるぐらい高所が苦手。
(でも山の頂上は大好きなんだけど)
後ろに並んでいた女性のハイカーさんに、
渡るのに時間がかかるかもだけど…と話すと、
「私もよ、ゆっくり渡ってくださって大丈夫だから^^」
と言ってもらい一歩を踏み出す。
(この女性の単独ハイカーさんとは、
歩くルートと日程がほとんど同じでその後何度も出会う事に^^)
人生で最初で最後の吊り橋になりますように…
と願いながら…
「あとちょっと…あとちょっと…あとちょっと…あとちょっと……」
と頭の中で念じるように繰り返しなんとか渡りきったものの、
足腰ガクガク(涙)
渡りきったら今度はオーバーハング気味の下りのハシゴ。
覗いてもハシゴの足元見えず…

山登りでは本当に厄介な高所恐怖症。
こういう経験を重ねていけば、ちょっとは軽減されるのかな…
そしてそんな恐怖体験の後は達成感でいっぱい♪
雲ノ平はまだまだ先だけど、
美しい薬師沢の河原でちょっと長めの休憩。
子供達もリラックス。

私はこの後の急登に備えて太郎平のお弁当を広げてランチタイム。

気持ちよい薬師沢に背を向け、
いよいよ樹林帯の急登へ。

長いハシゴを登り、
岩塊の登山道へ。

行けど行けど、
目の前に立ちはだかる岩塊の壁…

まるで瑞牆山を登っているみたいだねって父ちゃんと話す。
こんな場所で不思議とお姉ちゃんは絶好調で、
つねに先頭に立って、
ヒョイヒョイ~とまるでお猿さんのように身軽に登っていく。
neo君も特に大変といった様子なく、
鼻歌混じりで登っていってくれたからヨカッタ♪
ヒーヒー言っているのは親2人(笑)
なんとか2時間半弱で岩場を抜け木道にたどり着く。
いよいよ雲ノ平かな?

pm12:30 雲ノ平 アラスカ庭園に到着。

pm1:00 雲ノ平 奥日本庭園に到着。

この頃にはもうヘトヘトで、
コバイケイソウ、チングルマ咲き乱れた雲ノ平をゆっくり見渡す余裕もなく、
ひたすら雲ノ平山荘を目指していた。

お姉ちゃんは雲ノ平山荘のケーキセットをすごく楽しみにしていて、
喫茶の時間が終わってしまったら大変と常に先頭を歩いて家族を引っ張っていく。

そしてやっとpm1:30に雲ノ平山荘に到着。

中に入り、メニューを見てたら、
まさかのケーキセット売り切れ…
とりあえず何か食べようと中に入る。
この時、小屋番さんの
「テン場はかなり混み合ってますよ」
の言葉は私の心に響かず。。。
本当なら小屋でゆっくりしている場合ではなかったのだけど、
この時はテン場よりも、とにかく休憩だったんだろうな。
注文して席へとつくと、
ソロのお兄さんが「家族で写真撮りますよ~」って言ってくれる。
そういえば一度も家族写真を撮っていなかった!

お兄さんありがとう♪
静かで綺麗な雲ノ平山荘。
なんとなく宿泊者は少なめな印象。
後日聞いたら、この日はお布団一枚に1人で寝れたそうで、
しかも厨房に大きなボールに生鮭の切り身が山のように積まれているのを見たが、
これは石狩鍋となったみたいで、
とても美味しかったのこと。
注文したのはラーメンが2つに、おつまみセットと缶ビール。

お姉ちゃんはケーキセットがないと聞いてから、ずっとダンマリ…
楽しみにがんばって歩いてきたのにね…
そんなお姉ちゃんに声をかける。
「山を降りたら、美味しいケーキ屋さんにケーキセット食べに行こう♪」
お姉ちゃんは目に涙を浮かべてコクンとうなずいた。
お腹が満たされて、私もやっと正気に戻ったのか、
急に「テン場の混雑」が気になり出す。
父ちゃんも誰かからテン場の混雑具合の情報を聞いてきて、
急いで受付でテン場の受付(大人、子供共に1人500円)をし、
テン場へと向かう。
約30分の道のり。
疲れとビールの酔いで体が重い…

テン場が見える。
まだ空いてそうだよね…

と思ったが、
実際近くまで来てみると大きな石がゴロゴロしていて、
テントを張れるようなフラットな場所が全然ない。

どうりで上方までテントが張ってある訳だ。
一旦ザックを下ろして、空身でテントの張れる場所を探しに行く。
探すこと数分、
やっと一箇所4人用のテントが張れる広めの場所を発見。
地面がヌカるんでいて決していいコンディションではないが、
高山植物に囲まれ、
高台で眺望はよく、
トイレは遠くなるが、
水場は近め。
お姉ちゃんはテント横を流れる、小さな沢で黙々と遊び始め、
neo君はテントの中でお菓子を食べながらゴロゴロ^^

父ちゃんはテント横の岩に腰掛けて雲ノ平のテン場を見下ろす。

北アルプスの中枢、急崖に囲まれた台地状の雲ノ平にやっときた。
でもそれは、後日雲ノ平を離れて初めて実感することになった。
この時はただただ、
高原植物の咲き乱れる中、
そんな美しい自然の姿にテントが色とアクセントを付けるこの景色を、
じっと見つめるだけ。

今日は本当に疲れた…
夕食はフリーズドライの麻婆茄子に親子丼とアルファ米。
簡単な食事だけれども家族でワイワイと楽しい夕食になった。
疲れがたまった足で、
岩がゴロゴロしているテン場をトイレまで歩くのも大変だったが、
みんなでヨロヨロしながら歩いて、
日没と共にテントにイン。
翌日はいよいよピークハントの山登り。
明日もがんばらなくちゃ…
テントが暗闇に包まれる前に眠りについた。
つづく

Posted by akko(ageha) at 08:18│Comments(0)
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