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2013年10月15日

火打山・妙高山Vol.3

9月21日~23日





高谷池ヒュッテの朝


火打山・妙高山Vol.1はこちらから

火打山・妙高山Vol.2はこちらから








私が小さかった頃、
空が晴れ渡った日曜日の朝、
母が庭に縁台を出して、
青空の下で朝日を浴びながら朝ごはんを食べた事が、
楽しかった記憶として今でも覚えている。







高谷池ヒュッテのテン場で2回目の朝を迎えた。

下山だけのこの日、
山のテン場では寝坊に近い時間に目を覚ます。



そしてトイレに行くためにテントの外に出ると、



空は快晴。

朝の澄み切った空気を全身で感じる。




火打山・妙高山Vol.3




こんな日は雲海が広がりそうなもんだな。。。


と思い背伸びして薮の向こうを覗くと、

白いモクモクとしたものが目に入った!



雲海だ!!




一緒にトイレに行っていたneo君を引き連れて、
朝露を身にまとった木々の葉の間をぬって、
ビショビショに全身を濡らしながら、
高台へと足を伸ばした。



そして北アルプス方面に水平に伸びる白い雲が一直線に伸びた。



火打山・妙高山Vol.3





白馬岳からはどんな景色が広がっているんだろう…

1人、妄想にふけるも、

サンダルでついてきたneo君は、
足元、髪の毛がビッショリに濡れ、
ちょっと不機嫌そう(笑)



ごめん、ごめん…



テントに戻ろう。



朝食を食べる場所は決まっていた。


朝食の前に撤収作業を進め、
パッキング。


ヒュッテ前広場の一番の特等席、

火打山が望めるテーブル席に移動した。




火打山・妙高山Vol.3






日が昇るにつれ、
気温がぐんぐん上がっていく。

背後から差し込んでくる日差しに、
背中はポカポカ、
寒くもなく暑くもない、
気持ちいい外ごはん。


目の前には前々日に登った火打山。



フランスパンにシチューのフリーズドライ。

目玉焼きにナゲット。



火打山・妙高山Vol.3





食後はコーヒー。


景色を楽しみながら更に熱い紅茶も楽しんだ。



山で過ごす、ほんの一時の時間。



こんな時間を実は心の奥で求めているんじゃないのかな…






離れがたいこの場所に区切りをつけてくれるかのように、
am9:00頃、モクモクと雲が広がり初めてくれた。



さぁ、下山しよう。



火打山・妙高山Vol.3








途中、河原で休憩。


火打山・妙高山Vol.3


ココアをいれて一息いれたり、



火打山・妙高山Vol.3






大きく育ったブナの木を見上げてみたり…



火打山・妙高山Vol.3




登山口までの最後の下りの木道は、

スピードも出しづらいから、

せっかくだからブナの森を楽しもうと、
歩くスピードをゆっくりにした。



火打山・妙高山Vol.3




お姉ちゃんが本気を出すと下山スピードは家族で一番。

そんなお姉ちゃんと父ちゃんは先へ歩いて姿が見えなくなった。


neo君にも先に行っていいよ、と言ったが、
ちょっと進んでは私が追いつくのを待っていてくれた。



歩くスピードを落とすことで、
見えてくる景色が違ってくる。


足元を横断していくバッタを見送る。


neo君がブナの幹にくっついたセミの抜け殻を発見する。


野鳥の鳴き声が耳に入ってくる。


森の緑がより色鮮やかに見えてくる。


そして心が落ち着き、
自然と優しい気持ちになってくる。





最後の数十分は人とすれ違う事もなく、
静かで力強い山の息吹を感じた。



そして初日にくぐった登山口の門を、
無事通り、この山旅も終わりを迎えた。



火打山・妙高山Vol.3






おわり




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