雲海とご来光

akko(ageha)

2014年08月07日 12:07

7月19日~21日





北岳(3193m)~間ノ岳(3189m)
北岳~間ノ岳 2日目はこちらから





am4:00

テントの外は青白く光る雲海が広がり、


一筋に伸びるオレンジの光が、


静かにその時を待っている蒼い空との狭間に、


1日の始まりを記し出していた。










完全に寝坊。


暗闇から移りゆくこの景色を見たかった…









後ろを振り向けば多くの人たち。










父ちゃんと私は、

テントの横に座って、

じっと目の前の光景を見つめた。










そしてam4:40頃、太陽が姿を現した。













一旦雲に隠れてしまった太陽だったけど、










am4:49、

太陽は雲を抜け、
一斉にその光を輝かせ始めた。















鳳凰三山が赤く染まる。









全身で陽の光を感じる瞬間。











太陽に照らされるテン場がまた美しかった。










我が家のサイトとは逆側、

仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳方面は雲で覆われていたが、

甲斐駒ケ岳の山頂は雲の上だった。









子供達もテントから顔を出し、ご来光は見れたもよう。

ヨカッタ^^






すっかり朝を迎え明るくなったテン場は、

撤収作業をする人でザワザワとし始める。


我が家も荷物をまとめてから、

ゆっくりと朝食をとることにした。




太陽が雲に隠れると寒くて、

太陽が顔を出すと暑い…(笑)



太陽に翻弄されながら、

最終日の朝食はフレンチトースト。











下山だけのこの日、

時間を気にせず、

目一杯、この場所を満喫しようと、

雲海や北岳を眺めながら、

のんびりと朝食の時間を楽しんだ。




食後は急速に雲があがってきて、


小屋を出発するころには、

初日のようなガスガスの状態に…












neo君は飲み終わった缶つぶしが楽しくて、

ゴミ箱から拾って、何個もつぶす。










ちょっとお手伝いをした気分で下山開始。








 
早朝のご来光が夢だったのかな、と思わせるようなグレーの世界。









晴れてれば素晴らしい眺望だろうな、と思いながら足を進める。




お花畑を通り、












急坂の樹林帯に入ると、

雨が降り出した。

濡れた岩場はすべり、

慎重に下る為、

足腰の負担は大きかったけど、

無事滑ることなく白根御池小屋に到着。









相変わらず大賑わいの白根御池小屋。










すっかり宴会ムードのグループも^^


ここで小腹が空いた我が家全員。


4人でカレー2皿を注文して、


エネルギーチャージ。





雨の降る中に出発したが、

時期に雨は止み、

木々の隙間から青空が見え始めた。



往路では寝不足と歩き始めということもあって、

ただただ距離を進めることで頭がいっぱいだったんだろう。


森の美しさに始めて出会ったような感覚を覚えた。




そして登山口となる吊り橋にam11:10到着。








相変わらずのへっぴり腰で吊り橋を渡り、

無事、広河原に到着!



お疲れ様でした^^


バスが出てしまったばかりの広河原は人影少なく静か。


バス停に一番に並び、
(ザックを置いておくことで順番待ちとする方法が登山口バス停ならでは)

後は広河原周辺でのんびりとした時間を過ごしながら、

3日間の山で過ごした時間を振り返った。








おわり


あなたにおススメの記事
関連記事